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「伝える言葉」プラス
 
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「伝える言葉」プラス [単行本]

大江 健三郎
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

 この本には老年に達した著者が人生の困難な折々に、本当に出会った24の奥深い言葉が厳選されて収められています。著者自身の家族の歴史「苦しみと良いこと」が繰り返される不思議とともに語られる感銘と励ましに満ちたエッセー集。ほかに3つの「記憶して下さい。かれはこんな風にして生きてきたのです。」「ひとりの子供が流す一滴の涙の代償として」「教育の力にまつべきものである」を収録。

内容(「BOOK」データベースより)

人生の困難な折々に、本当に出会った27の奥深い言葉。著者自身の家族の歴史「苦しみと良いこと」が繰り返される不思議とともに語る、感銘と励ましに満ちたエッセイ集。

登録情報

  • 単行本: 203ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2006/11)
  • ISBN-10: 4022502428
  • ISBN-13: 978-4022502421
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
「伝える言葉」は、2004年4月から06年3月まで朝日新聞に毎月連載されていたもの。24の言葉についてしっかりした文言で簡潔に語られており、じっくり味わうことが出来る。読み返すことで、現在の社会に対する注意力が養われる。

 タイトルの「プラス」は、「伝える言葉」以外の3つの言葉を意味している。最初の「記憶してください。かれはこんな風にして生きて来たのです。」は夏目漱石の「こころ」のワンフレーズ「記憶して下さい。私はこんな風にして生きて来たのです」の『私』を『かれ』(大江健三郎さんの長男の“光”さん)に置き換えて文章にしたもの。2つ目は「教育の力にまつべきものである」で、既に削除されたが、旧教育基本法の前文に掲げられていた名句。3つ目は「ひとりの子供が流す一滴の涙の代償として」で、ドストエフスキー『カラマゾフの兄弟』の一節から引用したもの。いずれも心に響く言葉である。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mig
形式:単行本
これからの世界の将来に対していささか悲観的な本を読んで疲れていたところ、なにか楽観主義を説いている人間がいる、と聞いて読んだのがこの本である。
長期間かけて断続的に一度読んだだけなので、印象のみの表層的な感想になってしまうのを許していただけるのなら…
希望というのが「ある」のか「ない」のかという二者択一を迫られるのであれば、「ある」と断言できない以上「ない」と言わざるを得ない。
私自身は希望があるのかないのか、という二者択一的な思考はしたくない。それは時にあったりなかったりするものではないだろうか。車を運転していて青信号に間に合う時もあるし、間に合わない時もあるように。あるいは、散歩をしていてすれちがう人に挨拶をして返事が返ってくることもあれば返ってこないこともあるように。
著者は希望を「ある」ことにしたい、という願望が強く伝わってくるし、それは心情的に理解できる。
しかし本作の最後でも述べているように、著者も「実際には希望は"無い"」ということは分かっている。
その上でなおも"意志的な楽観主義"をもつことを勧めている。
傲慢な言い方に聞こえるかもしれないが、希望というのが"ない"のであれば、「自分自身が"希望そのもの"になればいい」という提言ではないか、と私は解釈した。
いずれにせよ、一度読んで終わりではなく、折に触れて読む価値のある本だと思っている。
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形式:文庫
朝日新聞2004〜2006に連載したエッセイ集。

時事的なこと、光さんのこと、文学のことをあつかう。

奥さんへの愛情と感謝がしみじみ伝わってくるところがええな〜。

世俗的にはどうかわからないが、文学的にもっとも豊かな人生を歩まれる大江健三郎がここに現れている。

静かで、着実な存在感
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