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「人間復興」の経済を目指して
 
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「人間復興」の経済を目指して [単行本]

城山 三郎 , 内橋 克人
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「人間性回復」のための経済システムの構築と真の日本経済復活のために、作家の城山三郎氏と評論家の内橋克人氏が熱く語り合った対談集。「敗者復活」のできる社会、再生可能なエネルギーを活用する「浪費なき成長」、「働く自由」を勝ち取るための真のワークシェアリングのシステムなど、日本社会の問題点を鋭く考察する。景気回復の兆しが見え始めたと言われる昨今、真の「人間復興」は本当にかなうのか? --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「敗者復活」のある社会、再生可能エネルギーによる「浪費なき成長」「働く自由」を勝ちとるための真のワークシェアリング…。「人間性回復」のための経済システム構築と日本経済復活のための処方箋を語り合った白熱の対論集。

登録情報

  • 単行本: 178ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2002/04)
  • ISBN-10: 4022577444
  • ISBN-13: 978-4022577443
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 17.6 x 12 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
「『人間復興」の経済を目指して』を読みました。
(城山三郎X内橋克人著、朝日新聞社)
なかなか考えさせる、刺激的な本でした。
いかに今の日本の社会が人間を使い捨てにする社会になっているかということ事を、自分の身の回りに起こっていることを改めて考えてみて感じました。
特に参考になった項目は次の所です。
第一章
大失業時代を生きる
・ なぜ北欧諸国はわずか2,3年で不良債権処理を終えたのか
・ 「働かせる自由」ではなくて、「働く自由」を守るために
・ 風力発電は雇用の場としての基幹産業
第二章
「敗者復活」のある社会を
・ 農産物を自給できるのになぜ輸入にたよるのか
・ 大原孫三郎が築いた“カルチャー”のすごみ
・ 組織を離れ、「無所属の時間」で生きるためには
第三章
昭和恐慌と平成恐慌
・ パンを買うお金の復権を訴えたミヒャエル・エンデの遺言
・ 経済の「外側のエンジン」を捨ててはいけない
・ 「人間復興」の経済を目指して

中から一つだけ紹介しますと
「外側のエンジン」というのは飛行機のジェット・エンジンは翼についているように見えるので、あんなものはムダだという意見が出かねないが、そうすれば勿論飛行機は落ちてしまいます。
修正資本主義に見る「安定化装置」です。
内橋さんは「いま効率礼賛一辺倒の経営者たちで世はあふれるようになり、短絡的な制度改革という名のリストラの大流行です。」とし「「福祉や年金制度、健康保険など。それらがあるおかげで、いまのような経済危機のなかでも何とかパニックに陥ることなく済んでいる。」と指摘しています。
「かつてトヨタ自動車が終身雇用制度を捨てないとの理由で格付けを下げたアメリカの格付け会社があったほどです」「われわれはけっしてエンジンは捨ててはならない。でないと恐慌は繰り返される。それが歴史だと思います。」と結んでいます。
3年前に出た本ですが今まさに毎日起こっていることの意味をこの本に導かれながら考えてみたい。是非竹中平蔵さんにお勧めしたい。(5月17日)

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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
指針 2004/10/23
形式:文庫
もうホントにどこまで行ってしまうのだろう、というくらい不安になる日本の社会であるが、そんな中である種の考え方・指針を提示してくれている一冊。弱者の声は表に出にくいものだが、それらの立場にたって物事を見る二人の姿勢には感服させられる。こういう人物・本がないと救われないだろうし、また構造的・根本的な問題には何らメスが入らない。時流にのっかるだけのいい加減で無責任な評論とは対をなし、説得力とあたたかさがある。多くの人、特に経営者にこそ読んで欲しい一冊だ。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 100人のうち1人だけが勝者となり99人が敗者となる「1人勝ち社会」を認めておいて「努力した者が報われる社会を」と叫ぶ。このようなキャッチフレーズは矛盾に満ちている。敗者である99人のうち98人は「努力はしたけれども敗れた人」ではないのか。

 以上のように内橋さんは現状に対する警鐘を鳴らしているが、今の政権はそして今の社会はそのような考えを志向している。

 最近やっと「格差社会」なるキーワードでマスコミが騒ぎ始めているが、内橋さんはずっと以前から行き過ぎた資本主義に対する批判を展開してきた。

 特に、私たちが肝に銘じておかなくてはならないのは、この形で経済指標が良くなっても、暮らしている人の働きがいや生活に対する満足感は決して良くならないということだ。

 

 ライブドア事件が明るみになるなど、内橋さんの主張が次々と証明されている中で、今が政策の転換点だと思うが、政府の考えはまだ浅いところにとどまっている。

 政治がだめならば、日本経済に大きな影響力を持つ大企業がこの状況を重く受け止め、考え方を転換すべきだ。放置しておけば、自分の会社の疲弊を招くだけなのだから。
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