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「人民中国」の終焉―共産党を呑みこむ「新富人」の台頭 (講談社+α文庫)
 
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「人民中国」の終焉―共産党を呑みこむ「新富人」の台頭 (講談社+α文庫) [文庫]

清水 美和
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

崩壊か超大国か。中国を支配する新富裕層!
平等主義「人民中国」の終焉。超高級マンションに暮らし、財力と権力を兼ね備え、労働者・農民の党だった共産党を牛耳ろうとしている「新富人」の正体を探る!

内容(「BOOK」データベースより)

改革・開放の中で莫大な財を成し、共産党指導部に接近、政策を左右するほどの「権力」すら手にした「新富人」による支配が始まった。深まりゆく中国社会の「断裂」。搾取や不平等がない「人民中国」はもはや幻想だ。今なお洞窟住居に住むことを強いられ極貧にあえぐ地方の村から、億単位の難民が、摩天楼の立ち並ぶ大都市になだれ込む。貧富の差、政治腐敗への不満。政権に憚ることなく、利害を剥き出しにした戦いがこの国を揺るがす。

登録情報

  • 文庫: 384ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/11/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062810670
  • ISBN-13: 978-4062810678
  • 発売日: 2006/11/21
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 311,719位 (本のベストセラーを見る)
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By 素山
形式:文庫
私は、古の中国文化に惹かれる者であり、共産主義中国には常に違和感を持ち続けてきた。従って最近の中国の発展については、いろいろな意見はあるものの、基本的には肯定的だった。

しかし、この本を読むと、問題点を再認識させられる。江沢民体制下における経済発展とは結局共産党の人的ヒエラルキーをそのまま富のヒエラルキーに移行させて中国を支配することに他ならなかった。その中で、共産党幹部はその地位を利用して次々と「新富人」となる一方、理念を失った体制から捨てられた農民達はその生活基盤を失っていった。この本が詳しく描いているところである。

日本においても、今は権威の体系と富の体系が一致する方向に動いており、バランスが失われつつあるが、中国はもともと権威の体系しかなかったのが、権威の体系=富の体系となりつつある。

この中でどうやって国のバランスを保つのか。極めて困難な状況において改めて胡錦濤氏の手腕に期待したい。
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By 江口哲学 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
中国の反日報道などに接すると、中国と言う国は上から下まで言っていることが同じで、一枚岩のように見えてくる。しかし、内側から見ると、下の意見が上に反映されないばかりか、上から下へのコントロールもままならず、政府も四苦八苦しているのが実状なのである。私が本書から一番感じ取ったのはこの点である。

そのひとつの典型を「新富人」の台頭に見ることが出来る。すでに彼らが政治を動かし始めているのだが、豊になることが金科玉条の彼らに中国の未来を託せるのだろうか? また、彼らを抑制する哲学や倫理は存在しうるのだろうか? 今後の大きな課題であるが、本書からは中国の楽観的未来を描くことが出来ない。経済的が損失が生じようとも日本にとっては、マルクス・レーニン主義を金科玉条にしてくれていた方が良かったのではないかと、今さらながら思えてくる。
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