本書では冒頭に、事業継続(Business Continuity)についてのキーワード3つに触れています。BCM事業継続管理=Management、BCP事業継続対策=ProgramそしてBCP非常時対応=Plan。
こうしたハイラキーは他の管理領域では多用されているにもかかわらず、事業継続という側面で日本企業が大きく立ち遅れている(た)のは何故か?を考えさせられます。
サプライチェーンは時、所、そして価値に劇的変化を遂げつつ成長してきました。つまり、Just in Timeやキャッシュフロー改善といったサイクルタイムの削減(時)、製品のみならず調達のGlobalな活動(所)、そして価格破壊とも呼ぶべきコスト競争力と機能競争(価値、Value)。
常に先頭を走っていた日本企業は、「備えあれば憂いなし」の危険ラインを越えて活動していたのでしょう。そして、「縁起でもない」として、非常事態をあえて避けてきた国民性が、非常時の被害を数倍どころか数十倍にしてしまったのでしょう。
失われた20年の回復には、「原点に帰れ」ということからもBCM,BCP(2つ)を見直しすべきでしょう。