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「世界遺産」の真実---過剰な期待、大いなる誤解 (祥伝社新書185) (祥伝社新書 185)
 
 

「世界遺産」の真実---過剰な期待、大いなる誤解 (祥伝社新書185) (祥伝社新書 185) [新書]

佐滝 剛弘
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

──世界遺産は「誤解」されている!

「なぜ、石見銀山が世界遺産で、平泉が落選なんですか?!」

「戦後にできた新しい建築は、世界遺産になりませんよね?!」

「橋を架けただけで、世界遺産が取り消しになったって、本当ですか?!」

「興福寺の阿修羅って、世界遺産じゃないんですか?!」

「京都の世界遺産登録社寺は、ユネスコに認められたお寺や神社ってことですよね?!」

「ゴミを無くしたら、富士山は100%世界遺産でしょう?!」

「どうして日本の世界遺産をもっと積極的に増やさないんですか?!」

「世界遺産がたくさんある国って、文化レベルが高いってことになるのでは?!」

「世界遺産は、国宝より上ですよね?!」

……どうでしょうか?
あなたも、世界遺産を「誤解」していませんでしたか?
いまや日本じゅうで、世界遺産という言葉を知らない人はいないでしょう。
でも、世界遺産の本当の意味を知っている人は少ないのです。

本書は、世界遺産を心から愛する著者が、
「世界遺産とは何か」について、わかりやすく書いたものです。
これ1冊読めば、あなたはもう、世界遺産通!
「観光」から一歩踏み込んだ旅人になれます!

著者について

佐滝剛弘(さたき・よしひろ)

1960年、愛知県生まれ。東京大学教養学部(人文地理専攻)卒業後、NHKディレクターに。
これまでに50余カ国230件あまりの世界遺産を踏破し、
2008年、「世界遺産検定」で世界遺産マイスターを取得。
著書に、「旅する前の『世界遺産』」(文春新書)、「郵便局を訪ねて1万局」(光文社新書)、
「日本のシルクロード──富岡製糸場と絹産業遺産群」(中公新書ラクレ)、
「パブリック・アクセスを学ぶ人のために」(世界思想社、共著)などがある。

登録情報

  • 新書: 296ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2009/12/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396111851
  • ISBN-13: 978-4396111854
  • 発売日: 2009/12/1
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 世界遺産登録の基準とは何か, 2010/1/2
By 
革命人士 - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 「世界遺産」の真実---過剰な期待、大いなる誤解 (祥伝社新書185) (祥伝社新書 185) (新書)
これまで世界遺産に関する新書を2冊出した著者による、世界遺産の本質を探った本。私も経験があるが、外国に行くとがっかりな世界遺産は結構ある。しょぼそうな世界遺産はなぜ世界遺産に登録されているのか??という疑問に本書は回答を示そうとしている。

登録の基準は「普遍的な価値」の有無にあるが、数値的なものではないだけに、登録はあいまいなものになっている。また、文化遺産の場合、普遍的な価値が今後残りうると見れば、シドニーのオペラハウスやブルーノ・タウトのアパートなど、出来て100年経っていないものでも、ためらわず登録する。本書では登録までの過程を、最近登録活動が行われた平泉や石見銀山を基にして詳細に説明する。事前に数年かけ、かなりの調査が行われていることを感じさせるが、それだけ長い道のりだということも言える。また、1ヶ国当たり年2件しか登録を認められない現在、国内だけで30以上登録活動をしている遺産がある。登録の見込みは薄いし、登録して観光客が急増すると、遺産が荒れるなどマイナスの影響も少なくない。にもかかわらず、専門のスタッフをつけるなど、少なくない税金も使われている問題点も著者は指摘している。

世界遺産=世界的観光地と表面的な理解がブームの要因でもあり、世界遺産を楽しむためにはより深い文化、地理や歴史などの背景を知ることが重要だと著者は語る。教科書的な感じがあったり、世界遺産の範疇で救い出すのは困難ではないかと思う、地名、言語の問題が出るのはどうかと思ったが、著者の考えはおおむね納得できた。
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5つ星のうち 5.0 世界遺産”狂想曲”に警鐘を鳴らす, 2010/9/23
レビュー対象商品: 「世界遺産」の真実---過剰な期待、大いなる誤解 (祥伝社新書185) (祥伝社新書 185) (新書)
安易なまちおこし目的、表面的な観光客目当てなどの世界遺産”狂想曲”に警鐘を鳴らす本。
世界遺産とは決して地域や文化財のブランド化の手段ではないことがよくわかる。
また、世界遺産制度自体のあやふやさもよくわかる。このような制度を地域や文化財のブランドとして良いのだろうか。
そのほかにも、国内の世界遺産候補に公募をかけながら、件数の多さに収拾をつけられない文化庁の問題や、推薦書原案作成の報酬として世界遺産のコンサルタントなるものに多額の税金が投じられている問題、
世界遺産に翻弄される地方自治体の問題など、いろいろ知っておくべき視点を提供してくれる。
世界遺産を推進する政治・行政の立場の人間はもちろん、納税者や世界遺産について無条件に良いイメージを持っている一般人も読むべき一冊。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 なーるほど!, 2010/7/26
Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: 「世界遺産」の真実---過剰な期待、大いなる誤解 (祥伝社新書185) (祥伝社新書 185) (新書)
「世界遺産検定」というものができた時から、これは一体何のためにできて、誰が受けるものかと思っていた。この著者は、その検定で世界遺産マイスターを取得している奇特な人である。そんな人が書いたものを読めば、どうしてそんな検定試験ができたのかが理解できるのかと思って読んでみた。

実際に世界遺産とはどういうものなのか、どうしたら世界遺産と認められるのかをよく分かっている人は滅多にいないと思う。少なくとも私は分かっていなかった。本書を読んで、世界遺産に興味を持った。単なる有名な観光地になる早道だと思っていたが、どうやらそうでもないことも分かった。そこには、文化、歴史、文学など深い意味があることに私は共感した。私は言語と文化に大いに興味があるが、世界遺産に少し「のめりこんで」みようかと思ったりもしている。

世界遺産って一体何?と思っている方、是非読んでみるといいと思う。
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