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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
世界遺産登録の基準とは何か,
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レビュー対象商品: 「世界遺産」の真実---過剰な期待、大いなる誤解 (祥伝社新書185) (祥伝社新書 185) (新書)
これまで世界遺産に関する新書を2冊出した著者による、世界遺産の本質を探った本。私も経験があるが、外国に行くとがっかりな世界遺産は結構ある。しょぼそうな世界遺産はなぜ世界遺産に登録されているのか??という疑問に本書は回答を示そうとしている。登録の基準は「普遍的な価値」の有無にあるが、数値的なものではないだけに、登録はあいまいなものになっている。また、文化遺産の場合、普遍的な価値が今後残りうると見れば、シドニーのオペラハウスやブルーノ・タウトのアパートなど、出来て100年経っていないものでも、ためらわず登録する。本書では登録までの過程を、最近登録活動が行われた平泉や石見銀山を基にして詳細に説明する。事前に数年かけ、かなりの調査が行われていることを感じさせるが、それだけ長い道のりだということも言える。また、1ヶ国当たり年2件しか登録を認められない現在、国内だけで30以上登録活動をしている遺産がある。登録の見込みは薄いし、登録して観光客が急増すると、遺産が荒れるなどマイナスの影響も少なくない。にもかかわらず、専門のスタッフをつけるなど、少なくない税金も使われている問題点も著者は指摘している。 世界遺産=世界的観光地と表面的な理解がブームの要因でもあり、世界遺産を楽しむためにはより深い文化、地理や歴史などの背景を知ることが重要だと著者は語る。教科書的な感じがあったり、世界遺産の範疇で救い出すのは困難ではないかと思う、地名、言語の問題が出るのはどうかと思ったが、著者の考えはおおむね納得できた。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界遺産”狂想曲”に警鐘を鳴らす,
By ふじお "t" (日本) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「世界遺産」の真実---過剰な期待、大いなる誤解 (祥伝社新書185) (祥伝社新書 185) (新書)
安易なまちおこし目的、表面的な観光客目当てなどの世界遺産”狂想曲”に警鐘を鳴らす本。世界遺産とは決して地域や文化財のブランド化の手段ではないことがよくわかる。 また、世界遺産制度自体のあやふやさもよくわかる。このような制度を地域や文化財のブランドとして良いのだろうか。 そのほかにも、国内の世界遺産候補に公募をかけながら、件数の多さに収拾をつけられない文化庁の問題や、推薦書原案作成の報酬として世界遺産のコンサルタントなるものに多額の税金が投じられている問題、 世界遺産に翻弄される地方自治体の問題など、いろいろ知っておくべき視点を提供してくれる。 世界遺産を推進する政治・行政の立場の人間はもちろん、納税者や世界遺産について無条件に良いイメージを持っている一般人も読むべき一冊。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
なーるほど!,
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レビュー対象商品: 「世界遺産」の真実---過剰な期待、大いなる誤解 (祥伝社新書185) (祥伝社新書 185) (新書)
「世界遺産検定」というものができた時から、これは一体何のためにできて、誰が受けるものかと思っていた。この著者は、その検定で世界遺産マイスターを取得している奇特な人である。そんな人が書いたものを読めば、どうしてそんな検定試験ができたのかが理解できるのかと思って読んでみた。実際に世界遺産とはどういうものなのか、どうしたら世界遺産と認められるのかをよく分かっている人は滅多にいないと思う。少なくとも私は分かっていなかった。本書を読んで、世界遺産に興味を持った。単なる有名な観光地になる早道だと思っていたが、どうやらそうでもないことも分かった。そこには、文化、歴史、文学など深い意味があることに私は共感した。私は言語と文化に大いに興味があるが、世界遺産に少し「のめりこんで」みようかと思ったりもしている。 世界遺産って一体何?と思っている方、是非読んでみるといいと思う。
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