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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
中身は意外と硬派,
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レビュー対象商品: 「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書) (新書)
過去の特撮(主にレインボーマンと仮面ライダー)、アニメ(同ドラゴンボール)、漫画(同バビル二世)に登場する「悪の秘密結社」の行動を元に 世界征服の可能性を探る前振部分(第1〜3章)と、それを現実社会に置き 換えた時の話−つまり本論(第4章)で構成されています。 多少飛躍している、という部分もあるのでしょうが、オタクの馬鹿話 (褒め言葉です)的なところから社会論・文明論的なところに持って行く 筆力は流石と思います(そこまで深く考えなくても、頭の体操としても 面白い話の進め方だと思います)。 著者曰く『「悪」というのは、「その時代の価値・秩序基準を破壊する こと」』という言葉の先にある結論部には、読者の世界征服に対する イメージを180度転換させるものがあります。 そこだけでも一読の価値有です。
20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
仮面ライダーもしんどいけど、ショッカーの首領もつらいのよ,
By 酒本舗 (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書) (新書)
「世界征服」とは、案外割の合わない行為らしい。「目的」を持って「ビジョン」を掲げ、賛同してくれる「人材」を募集し、武器や格闘の「研修教育」を行う傍ら、活動のための「資金」集めに奔走し、それを元手に「兵器」や「秘密基地」を購入・建設する。そしてようやく準備が整い、「計画」を遂行した結果幸い世界を征服できたとしても、実は本当の苦労がそこから始まる。支配下に置いた者同士の争い事の仲裁、贅沢な暮らしを続けるための産業の振興、部下のモチベーション維持、後継者の育成、あるいは温暖化をはじめ地球規模の問題にどう対策を講じるか等々、今の世界(地球)には支配者が手を下さねばならない問題が山積みだ。支配者だからといってあまりに強圧的手段ばかり取っていると、いつ配下の者に逆ギレされたり寝首をかかれるか分からず、おちおち眠ることもできない。 仮面ライダーも大変だが、ショッカーの首領をやるのも結構しんどいもんだなあと、本書を読んで感じた次第。
56 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界征服から「社会」や「悪」について考える,
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レビュー対象商品: 「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書) (新書)
マンガ、アニメ、特撮の悪の組織の「世界征服」に関するおそらく世界初の考察。ヤマト、ガンダム、仮面ライダーなどの悪役の世界征服のあり方について類型化し、具体的に世界征服の手順について見ていく。わりと誠実かつ緻密に書かれている。そして最後には社会というものを成立せしめているルールや倫理基準、モラルについての考察に至る。現代資本主義社会の持つ矛盾や我々の生き方にもついても考えさせられる。
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