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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「地政学」の視点からみる国際関係,
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レビュー対象商品: 「世界地図」の切り取り方 (光文社ペーパーバックス) (単行本)
一般的な地図の読み方ではわからないことをわかりやすく解説した書である。この本を読めば、近現代の大国の戦略がどのような考え方で進められてきたか理解することができると思う。 私が高校の世界史を学んだとき、すっきりしなかったことが本書を読んで理解できた。例をあげれば「なぜ日本が日清戦争で遼東半島領有にこだわったか、そしてなぜ三国干渉をうけたのか」「なぜアメリカがベトナムにあれほどこだわったのか」といった、高校だと日本の拡張主義であるとか、アメリカ対共産主義といった視点でしか語られない事柄を、著者は中国やロシアから見た地図で解説している。この視点からみると確かにわかりやすい。 地政学の考え方をわかりやすく解説しており、それに基づいて国際関係を考えると今までと違った見方ができて驚きである。経済統計に基づいた地図や資源分布の地図などを用いて、今後の国際情勢の分析をしておりなかなかおもしろい。 特に大学で国際問題を勉強している人や、地政学に興味のある人、国際情勢に関心のある人には最適な本といえるのではないだろうか。
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
教養レベル,
By ぺこっち (神奈川) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「世界地図」の切り取り方 (光文社ペーパーバックス) (単行本)
単純にいえば、日本は今後、中国軽視、アメリカ重視の政策をとるべしという内容である。その理由をいろいろな数値データや事例、例話などで主張している。そして、その際の考え方の基本にあるのが、「地政学」geopoliticsである。本書の基本的な文脈は、地政学の基本的な考え方、マッキンダーのランド・パワーと、マハンのシー・パワーとの対立構造である。これを、我々日本人が普段見慣れた、あの世界地図ではなく、アメリカ、ロシア、中国、欧州、それぞれを中心とした地図を用いて、地政学による大陸国家と海洋国家のパワーバランスを説明しつつ、日本の戦略を論じているのが本書の要旨である。 かなり単純にまとめれば、 ・日本、アメリカはシーパワーである。 ・中国、ロシアはランドパワーである。 ・国家間のパワーバランスは、シーパワーとランドパワーの対立構造である。 ・日本は同じシーパワーのアメリカと対等同盟を結ぶべし。 地政学は新しい考え方ではないが、たしかに国家間のパワーバランスについてかなりの部分が説明できる理論であろう。おそらく一般的日本人は、地政学を理解せずにほとんど情緒的に国家戦略を考えている。(それは何も考えていないに等しいが)本書は、さまざまな過去の歴史や最近のイラク戦争などの事例をとりあげながら、基本的な地政学が理解できるように書かれている。そういった意味では、まったく地政学を知らない人にもお勧めできる内容ではある。ただし、いささか筆者の主張(親米嫌中、保守主義的)が強すぎるため、そのあたりを客観的に見ることができないと偏った見方を植えつけられる危険がある。 とはいえ、日本の低レベルなマスコミを通してでは気づけない視点を得ることができるという意味で有意である。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
最新の世界情勢を地政学の立場から解説,
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レビュー対象商品: 「世界地図」の切り取り方 (光文社ペーパーバックス) (単行本)
日本ではあまり教えられませんが、地政学という学問があります。この学問はありていに言うと「世界は力が支配しており、その力は 力を及ぼそうとする国の地理的条件に負うところが大きい。」 といった観点から、過去にあった戦争、これから起こるであろう 戦争を分析する学問です。 戦争を題材にしているので、一般の人にはあまり関係無いと考えられ がちですが、実はそうでも無く、この知識を持って無い指導者をいだく この本は、この地政学の見地から現在の世界情勢を分析しています。 一般論では無く現実の世界を解説していますから、なかなか読ませる この本ですが、ただ一つ問題があって、文章にやたらと英単語が出て
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