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「世界地図」の切り取り方 (光文社ペーパーバックス)
 
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「世界地図」の切り取り方 (光文社ペーパーバックス) [単行本]

藤井 厳喜
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いまの日本人が国際社会international communityのなかで、戦略性のない間違った行動、間違ったビジネスを展開してしまうことが多いのは、自分たちの頭のなかにある「地図」だけで行動し、他国の人たちの頭のなかには「別の地図」があるということを忘れてしまっているからである。本書で提示するのは「別の視点からの地図」である。こういう地図があることを知り、ひるがえって私たち自身の位置our positionが確認できれば、この混沌chaosとした時代を自信と戦略をもって生きていくことができると、筆者は確信している。

内容(「MARC」データベースより)

学校で習った世界地図は、今の社会生活にまったく役立たない。グローバリゼーションとイラク戦争後の世界は、アメリカ中心に大きく歪んでいるからだ。「別の視点からの地図」を示し、現在の世界情勢を読み解く。

登録情報

  • 単行本: 282ページ
  • 出版社: 光文社 (2003/11/20)
  • ISBN-10: 4334933254
  • ISBN-13: 978-4334933258
  • 発売日: 2003/11/20
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 「地政学」の視点からみる国際関係, 2003/12/4
レビュー対象商品: 「世界地図」の切り取り方 (光文社ペーパーバックス) (単行本)
一般的な地図の読み方ではわからないことをわかりやすく解説した書である。

この本を読めば、近現代の大国の戦略がどのような考え方で進められてきたか理解することができると思う。

私が高校の世界史を学んだとき、すっきりしなかったことが本書を読んで理解できた。例をあげれば「なぜ日本が日清戦争で遼東半島領有にこだわったか、そしてなぜ三国干渉をうけたのか」「なぜアメリカがベトナムにあれほどこだわったのか」といった、高校だと日本の拡張主義であるとか、アメリカ対共産主義といった視点でしか語られない事柄を、著者は中国やロシアから見た地図で解説している。この視点からみると確かにわかりやすい。

地政学の考え方をわかりやすく解説しており、それに基づいて国際関係を考えると今までと違った見方ができて驚きである。経済統計に基づいた地図や資源分布の地図などを用いて、今後の国際情勢の分析をしておりなかなかおもしろい。

特に大学で国際問題を勉強している人や、地政学に興味のある人、国際情勢に関心のある人には最適な本といえるのではないだろうか。

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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 教養レベル, 2007/2/19
レビュー対象商品: 「世界地図」の切り取り方 (光文社ペーパーバックス) (単行本)
単純にいえば、日本は今後、中国軽視、アメリカ重視の政策をとるべしという内容である。その理由をいろいろな数値データや事例、例話などで主張している。そして、その際の考え方の基本にあるのが、「地政学」geopoliticsである。

本書の基本的な文脈は、地政学の基本的な考え方、マッキンダーのランド・パワーと、マハンのシー・パワーとの対立構造である。これを、我々日本人が普段見慣れた、あの世界地図ではなく、アメリカ、ロシア、中国、欧州、それぞれを中心とした地図を用いて、地政学による大陸国家と海洋国家のパワーバランスを説明しつつ、日本の戦略を論じているのが本書の要旨である。

かなり単純にまとめれば、

・日本、アメリカはシーパワーである。

・中国、ロシアはランドパワーである。

・国家間のパワーバランスは、シーパワーとランドパワーの対立構造である。

・日本は同じシーパワーのアメリカと対等同盟を結ぶべし。

地政学は新しい考え方ではないが、たしかに国家間のパワーバランスについてかなりの部分が説明できる理論であろう。おそらく一般的日本人は、地政学を理解せずにほとんど情緒的に国家戦略を考えている。(それは何も考えていないに等しいが)本書は、さまざまな過去の歴史や最近のイラク戦争などの事例をとりあげながら、基本的な地政学が理解できるように書かれている。そういった意味では、まったく地政学を知らない人にもお勧めできる内容ではある。ただし、いささか筆者の主張(親米嫌中、保守主義的)が強すぎるため、そのあたりを客観的に見ることができないと偏った見方を植えつけられる危険がある。

とはいえ、日本の低レベルなマスコミを通してでは気づけない視点を得ることができるという意味で有意である。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 最新の世界情勢を地政学の立場から解説, 2004/3/6
By 
avalon - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 「世界地図」の切り取り方 (光文社ペーパーバックス) (単行本)
日本ではあまり教えられませんが、地政学という学問があります。
この学問はありていに言うと「世界は力が支配しており、その力は
力を及ぼそうとする国の地理的条件に負うところが大きい。」
といった観点から、過去にあった戦争、これから起こるであろう
戦争を分析する学問です。

戦争を題材にしているので、一般の人にはあまり関係無いと考えられ

がちですが、実はそうでも無く、この知識を持って無い指導者をいだく
と国が危うくなります。さらに、突然発生したかに見える戦争も地政学的
見地から見ると必然だったりしますから、前もって対策を打つことができ
ます。

この本は、この地政学の見地から現在の世界情勢を分析しています。

一般論では無く現実の世界を解説していますから、なかなか読ませる
内容となっています。

この本ですが、ただ一つ問題があって、文章にやたらと英単語が出て
きます。漢字仮名英語混じり文は、実に読みにくいです。せめて脚注
にしてあれば良かったのに。

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