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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
上から目線という現象で日本社会とコミュニケーションのあり方を深く切り取る名著,
By 敬天愛人 (アメリカ ) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「上から目線」の時代 (講談社現代新書) (新書)
上から目線という現象から、日本文化の底流に流れるものを掘り起こす、そんな内容の本です。著者は、冒頭で「上から目線という現象は2005年頃から出てきた。」「そもそも目線というのは何なのか?」という現象の背景と定義からはじめ、その後、以下の論拠で、「なぜ上から目線という感覚(或いは言葉)が現代日本に突如として生まれたのか?」を解き明かします。 その前提となるのは以下の3点。 '1)日本語の会話は構造的に会話に上下があって成り立ち、それによって心地よさを覚えるように出来ていること。(ぼけと突っ込みの要領) '2)日本人は会話の中に心地よさを求めること。従ってその場を壊す人、会話を心地悪くする人をKYといって蔑むこと。 '3)日本のコミュニケーションにあったテンプレート(会話の共通基盤)が価値観の多様化で喪失されてきたこと。(結婚式で素直に相手の親におめでとうと言えない現象。ばつイチかもという思い。) そして以下のような結論を導きます。 会話に上下を規定する言葉の中で、価値観が違う者通しが、自分の価値観にのみ立脚した意見を言うと、あたかも相手が自分より上の立場からものを言っているように感じる、すなわち相手が上から目線を持っているように感じてしまう。(上記の前提'1) しかし、そう感じた側が相手に対し「上から目線で言うな」と言うと、その一言だけで、相手がその場の空気を壊す人=悪い人、となり、どんな会話であっても、相手を負かせてしまう力を持ってしまう。(上記の前提'2) こういう背景が、価値観が一気に多様化する中で、多くの異なる価値観をもつ人どおしが会話をする中で、相手からの「上から目線」を感じる場面が増え、また、それを言葉にすることが増え、その結果、この言葉を流行らせたのだと解きます。(上記の前提'3) だから、この現象は、「日本語のあり方、日本文化のあり方から発生し、価値観が多様化する中で、顕在化した現象」、と捉えてよいのではと思います。そうであれば、一時的なものでなく、これからもどんどん増えていく可能性が高い、とも言えます。 日本人は、価値観の多様化の中で、会話のあり方、人間関係のあり方を模索していく、そんな時代の中にいるのかも知れません。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
心のモヤモヤを吹っ飛ばす良書です,
By xxxCOOLxxx (宮城県仙台市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「上から目線」の時代 (講談社現代新書) (新書)
ポンとお金を出す寄附がなぜ偽善と取られるの?某元総理の「〜させていただく」はなんか不快?親しい仲でも下ネタはだめ?「いい質問ですねえ」はどこが優れている?・・・等々、現代日本におけるコミュニケーション上の様々な問題点について「上から目線」というたった一つのキーワードを用いて、明快にその原因と処方箋を述べています。日頃TVやマスコミを通じてなんとなく感じてた怒りや疑問、あるいは友人等との意思疎通を図る際のモヤモヤの原因が相当程度、クリアに理解することが出来ました。 冒頭の?の中に一つでも心当たりがある方は、是非ご一読されることをおすすめします。読後にスッキリした気分になることうけあいです。
5つ星のうち 4.0
光陰矢のごとし,
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Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: 「上から目線」の時代 (講談社現代新書) (新書)
見渡せば年上の人、年下の人、立場の違う人、経験の違う人など…はざまに生きながら自分の年齢も40代半ばを過ぎました。 世の中自体もまた、良くも悪くも歳を重ね、現在に至っております。 この本、自分の年齢と、世の中の年齢にギャップを感じている人は 非常に参考になるのではないでしょうか。
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