登録情報
|
そんな亜美伊さんが書いた本書は、非常におもしろい視点で書かれている。おもしろい視点というよりもこの業界でこの要素を書くことができるのは、彼しかいないだろう。
2万件近くあるラブホテルのうちの1,700件弱といえば、12%近くのシェアを占める。よくそれほどできたものだと思うが、業界が成長した時期でもあり、業界イメージが良くなかったため、あまり競合となる人が出てこなかったのだろう。
彼がおもしろいホテルを作り、様々な装置をつけた部屋をデザインしたために、それらを規制する「風営法」もできたのではないかとさえ言われている。
本書は、デザイナーとしての視点から見た言葉も多い。彼自身はホテルを経営しているわけではないので、経営的な視点というよりもデザインやエンターテイメント性を重視した視点を持っている。
そもそもラブホテルとは、日本が生み出したカルチャーであり、日本の高度経済成長における原動力に一役買っているというのも彼の主張のひとつであり、現在はラブホテルがおもしろくなく、国全体でその国力が弱まっているのもそれが原因であるとまで言っている。
30年あまりの業界の盛衰を見てきた亜美伊さんならではのホテルに対する想いが詰まっている。ホテル経営者だけでなく、ラブホテルを利用する全ての人に読んでほしい一冊。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|