著者が経営する3つの保育園では、子どもたちのだれもが「読み・書き・計算」をマスターし、跳び箱を軽々と跳んでみせ、鍵盤ハーモニカを自在に演奏するという。
著者は、落ちこぼれは、小学校に入るまえから生まれているという事実に気づき、落ちこぼれに足りない「自立心」を養うために、今の幼児教育法にたどりついた。
「できない子のやる気を失わせるのは、劣等感と甘えのふたつの感情です。『自立心』が養われぬまま、このふたつの感情に支配されると、つぎのステップへ進むまえにすねてしまい、勉強も運動も努力することを放棄するようになるのです。」
この気づきに基づき実践される「ヨコミネ式幼児教育」。私の目を引いた点は以下のとおり。
「子どもは押しつけると嫌がる。たのしければなんでもする」
「1子どもは競争したがる、2子どもはまねをしたがる、3子どもはちょっとだけむずかしいことをしたがる、4子どもは認められたがる」
知識を受け入れる器づくり(頭脳づくり)が、「基礎学力」をつけるということ。この基礎学力が身につくのは、小学校4年生まで。
「すべての勉強において、私がいちばん大切だと思うのは国語です。・・・国語力がコミュニケーション能力を高めるのです。」
「子どもは、負ける競争をしたがりません。」著者が経営する保育園では、年齢とそれぞれの能力に合わせ、ハンディをつけて競争させることにより、だれもが1番になれる可能性を作っている。
「文章は、ひたすら書写をさせ、文の組み立てかたもまねをさせることで身についていきます。」
「卒園の頃になると、男の子はみんな泣かなくなります。自分との闘い、そして他者との戦いをくり返し、勝ち負けの両方を体験することによって、心がしっかりと育ってきたからです。」
「3歳になる年の春には、読み聞かせは一切やめてください。・・・読んでもらうことが習慣となり、脳が自分で読むということを拒否するようになります。」