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39 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
果たしてFonFは受け入れられるのか…?,
レビュー対象商品: 「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育 (単行本)
巷で流行っているタスク中心教授法やフォーカスオンフォーム(以下FonF)について以前から「理想だとは思うが、本当にそんな指導法がうまくいくのか?」と疑念を抱いていたので、もっと深く知る必要があると思い読んでみたが、私の疑念はむしろ強くなってしまったようだ。学習者主導の指導法と言いながら、紹介されている実践例はほとんど教師主導だし、「英語による生徒同士のインタラクションをどうやって促せばいいのだろう?」という点が一番気になっていたが、一度も言及されていない。生徒同士の英語のインタラクションは大変だから日本語でも仕方ない、という結論になってしまっていて、それでは今までの教授法となんら変わらないと思う。ESL発祥のFonFはEFLには向いていないのではないか?あと気になったのは、(1)教科書の文章の内容をタスクの出発点としている例を紹介しているが、それを理解するのがやっとの生徒をFonFでどう指導するのか(音読やシャドーイングをやらせろとは書いてあるが、それはいつどういう形でやらせるのか、タスク後の活動としてやらせるのか、家でやってこいと生徒に言うのか、などの具体的説明がない)、(2)FonFで教えた場合にはどういうテストを作って評価すればいいのか、(3)教科書の内容や文法事項を重点的に扱わないなら、生徒はどのように予習・復習したらいいのか、(4)40人近いクラスサイズの場合にはどうタスクをコントロールしていけばいいのか(特に生徒の産出活動)、など現場で指導する上では絶対に考えなくてはならない問題について具体的な解決法が示されていない。これらの問題に対して解決法を示せないならば、FonFは机上の空論でしかないと私は思う。FonFがこれからどういう運命を辿るのか、じっくり眺めていきたいと思う。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
フォーカス・オン・フォームとは何か?大胆な英語教育への提案,
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レビュー対象商品: 「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育 (単行本)
近年一部で出てきた「フォーカス・オン・フォーム」に基づいた英語教育の方法を提案した一冊。伝統的な訳読・文法偏重でもない、単なる表面的な音声・活動重視でもない、第三のアプローチなのだという。詳細な考察を展開したのちに、「形式・意味・機能」の三つの結びついた、主体性のある英語習得を可能にするものだそうだ。 ラディカルな問題意識から提案されたもので、ひしひしと情熱や意気込みは感じられる。具体的な授業案も付けられているので、本書を叩き台にして、より「フォーカス・オン・フォーム」に対する理解が深まればよいのではないだろうか。
15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本の英語教育の過去・現在・未来の概要,
By アマゾン太郎 (神奈川) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育 (単行本)
フォーカス・オン・フォーム(FonF)が良いか悪いかは別にして、それがどういう理念をもったアプローチなのかがよくわかります。最初の第2〜4章で、伝統的な教授法(例えば文法訳読式、PPP)、コミュニカティブな教授法について、それがどういう意図をもったもので、どういう問題点があるのか、丁寧に解説しています。そのうえで、この二つのアプローチとFonFは何が違うのか、比べながら説明しています。専門用語や難しい理論もたくさん出てきて学問的ですが、中学や高校で働く英語の先生を対象にしているので、ひとつひとつ丁寧に解説されています。
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