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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
将来の夢は?と聞かれたら?,
By マストロヤンニ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書) (新書)
将来の夢は?と聞かれたら、「ビミョー」と答えておきましょう、 と著者は子ども達に語りかけます。 イチローなどのように、子供の頃から 明確な夢を抱き、それを実現させる人生は とてもマレなもの。 夢は「ビミョー」に描いておき、 「成長社会」から「成熟社会」へ移り変わり コミュニケーション能力等、 自分が社会から信頼(クレジットを増していく)されていくための 「技術」を身につけていくべきと説きます。 (一番目に「挨拶」をあげています!) そうやって技術を身につけながら、 先の見えない未来に、試行錯誤を繰り返しながら 立ち止まらずに進んでいこうというメッセージ。 ここまでの内容に関しては、☆4つ しかし・・・・ 未来はビミョーなのだから、 『13歳のハローワーク』を用いて、 子ども達に、明確な仕事のイメージを抱かせる 必要はそんなになかったのではないだろうか。 ブルーカラーとかホワイトカラーという言葉も 余程慎重に教えないと、子どもは上手に理解できないだろう。 また、例えばフジテレビ社員39歳の年収が 1500万円・・・といった情報は、 子どもが未来について考えるうえで重要なものなのか? 少々、ここらへんには疑問を感じました。
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「夢や将来」について子どもだけでなく大人も考えさせられる本,
By 教育太郎 "たろう先生" (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書) (新書)
夢を追いかけると言う人がいますが、技術を磨かないで追いかける夢は、ただの妄想です。「万人にとって正解のない時代」だからこそ、勉強は何のためにするのかということを大人が子どもにしっかり説けるようにしなければいけない。そのためには、まず大人が「何のために勉強するのか?」、「何のために働くのか?」ということに対してしっかりとした認識を持つべきであろう。エッセイチックに書かれた本書には、そのためのヒントがかくれている。 高度経済成長が終わり、右肩上がりの成長が止まった成熟社会では、 ・どんな技術が必要なのか? ・どんな仕事がどれほどの稼ぎなのか? ・「夢」はかなうのか?(どうすれば夢がかなうのか) こうしたことをしっかりと知ることが大切である。10個の基本をおさえ、3個の基本をマスターし、情報処理力ではない「情報編集力」を身につけることが必要不可欠なのである。 夢は、だれかがかなえてくれるものではなく、自分でかなえるものである。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
成熟社会を生きる力,
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レビュー対象商品: 「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書) (新書)
藤原校長(今では元校長だけど)が子どもたちに将来を考えさせるためのお話をそのまま記述したという印象である。だから読みやすく、わかりやすい。「よのなか科」で有名な藤原校長であるが、本書には「よのなか科」のエッセンスがそのまま詰まっている。時間や年収など数字が駆使されるところがこれまで学校で行われてきた道徳や進路学習などとの違いである。 数字の持つ力は絶大である(だからこそ使用に慎重にならなければならないのだが)。数字により子どもたちはその職業について具体的にイメージすることができる。ただあまりに数字を強調すると「金を稼ぐことが全て」というメッセージを与えかねない怖さもある。結論から見るとどこまで意味があるのかわからないが、子どもに具体的にイメージさせ、次に話を進めていくためには必要な過程なのだろう。いきなり説教めいた話になってしまうと子どもは聞いてくれない。 これからの成熟社会で必要なものはクレジットと著者は子どもたちに示している。クレジットを高めるために必要な者は挨拶、約束を守ること古いものを大切にすることである。意外と古風というか、常識的である。 そしてクレジットを高めるに必要なものが情報編集力である。コミュニケーション・ロジック・シミュレーション・ロールプレイ・プレゼンテーションである。こちらは当世風である。これまでの教育では軽視されがちであった側面であるが、これからの社会に適応していくために必要な能力である。 目新しい取り組みが注目されがちな著者の活動であるが、その基盤には奇抜なものではなく、従来からの教育の取り組みと重なるところが多い。目新しいのはその手法である。そこにばかり目を奪われると著者の活動の真価が見えなくなる。不易と流行が両立しているからこそ個々までの成果を上げることができたのだろう。
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