この作者は裏表と単調に考察するだけでなく、立体的に物事を見ています。
しかも、それをエッセイ的というか、語り言葉で話して(書いて)くれているので、体に自然と入ってきます。
ゆえにネットリとした難しい本好きの人には物足り無いでしょうが、忙しいサラリーマンや学生にはおススメです。
一章毎に短く完結しているので、読んでは閉じて読んでは閉じて・・・・と、長くなっても大丈夫。
内容的には余計な言葉が入っていないのでいたってシンプル。
「もし携帯電話が電話としてデビューしなかったら?」
の章では実は携帯電話は電話では無く無線機だと教えてくれます。
そして、
「電話機と命名したから売れたのだ。」
と、結論付けています。
単純ながら、とても重要な着眼点を色々教えてくれます。
読んで急に人生変わる本ではありませんが、ゆっくり物事の奥深さを考えさせてくれる、心に残る1冊です。
(でも、薄い)