ニューエコノミー時代の競争に備え、生き残り戦略を展開したいと本気で願う経営者なら、まずITに即した経済学の基本を理解しなければならない、と著者は主張する。ソフトウェア、音楽、書籍、雑誌、ウェブサイト…どんな「インフォメーション製品」であっても、経営者は「価格付け」「製品保護」そしてその製品やサービス、システムの市場別の新たな「バージョン化」による影響を正当に評価するノウハウを心得ているべきである。
本書は初めてインフォメーション経済とネットワークという2つの要素を取り上げ、実践的なビジネス戦略に結びつけた画期的な内容だ。本書は、作家、弁護士、財務のプロから娯楽、出版、ハードそしてソフトウェア業界のエグゼクティブにいたるまで、ビジネスリーダーが時代に即した有効な一手を打つためのガイドブックであり、インフォメーション経済を利用して成功する手がかりをくれる1冊だ。 --このテキストは、 ハードカバー 版に関連付けられています。
本書は、IT先進国アメリカの豊富な事例をもとに、「インフォメーション経済」の特性と適切な対応法、さらに市場の可能性についてまとめたもの。書籍、雑誌、映画やデータベース、株式市場、そしてウェブページなどはすべて「インフォメーション製品」である。その本質的な価値は、知的生産物に特有な「価格付け」の仕組みと法則を知ることで理解できるという。さらに、インフォメーション製品は市場別の「バージョン化」が比較的容易な製品で、そこに好機が潜んでいることを詳しく解説している。
インフォメーションと一対の関係にあるハードウエアについては、経営者が最も頭を悩ます「スイッチングコスト」(システムを丸ごと入れ替える費用)の管理法や、「ロックイン」(導入したシステムを入れ替えできない現象)への対処法を示している。
(日経ビジネス1999/9/13号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)
登録情報
|
|
あなたのご意見やご感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ネットワークの経済的効果がわかる本 原書は☆5つ,
By
レビュー対象商品: 「ネットワーク経済」の法則―アトム型産業からビット型産業へ…変革期を生き抜く72の指針 (単行本)
内容的には非常に良い。ネットワーク経済の特徴として、外部経済性、情報のバージョンニングVersioning化、業界標準化があることを上げ、その影響とメカニズムをミクロ経済学の視点から体系的に説明している。経営戦略を体系的に説明している他の本にはこの点があまりかかれていない。そのため、この本を読む価値はあると思います。CRMの観点からも示唆があると思います。MicrosoftのOfficeのプリインストールはどのような経営戦略的意味があるのか、読むとはっきりと理解できると思います。但し、訳の読みにくさの点に難点があります。例えば、lock inという言葉をそのまま「ロック・イン」と訳している。意味的には、顧客が他の商品に浮気しないように、顧客を釘づけにすること(囲い込み)だと解釈しましたが、そのような説明がないため読みにくい。 英語にある程度の自身がある人は、原書Information Rulesを読むことをお薦めしたい。英語自体は複雑な構文は余りないため結構読めると思います。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「普遍性を説く希有な経済書」だが…,
By カスタマー
レビュー対象商品: 「ネットワーク経済」の法則―アトム型産業からビット型産業へ…変革期を生き抜く72の指針 (単行本)
内容は他のレビューで書かれているように、'99年に出版された本とは感じさせない、インフォメーション社会における経済原理の普遍性を説いた骨太の内容で読み応えはあるが、いかんせん訳が非常に読みづらい。例えば、「他社が新規参入する「サンクコスト」に投資する気にならな様な低価格」という内容の原文を「高価格」と全く逆の翻訳をしていることで、文脈が崩壊してしまっている(p62)。あと、今となっては普通に使われる「コモディティ」を「日用品」と丁寧に訳したり、そもそも「情報」を「インフォメーション」と訳すことで、主旨の輪郭がぼけてしまっているような印象も受ける。これだけ名著の評判の高い本なのだから、翻訳改訂版を出版するだけの価値はあると思いますし、この状態でプレミア価格の付いた中古本が出回るのはあまり健全ではないとも感じました。この本に関してはあまりレビューを盲信しない方が良いかも知れません。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
陳腐な邦題とは正反対の名著,
By 藤田 (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ネットワーク経済」の法則―アトム型産業からビット型産業へ…変革期を生き抜く72の指針 (単行本)
IT 社会と呼ばれるようになって久しくなるが、そこで極めて重要な位置を占めるソフトウェア、およびそれにかかるビジネスについて実に的確にまとめられた書物である。ボリュームはなかなかのものだが、全体を通じて飽きさせる箇所はいっさい見当たらない。また、昨今においてはソフトウェアやアプリケーションから派生したと言える Web プロモーションやマーケティングも盛んになりつつあるが、それを実践するにあたり留意すべき事柄もここから学ぶことが可能だ。 現在 IT ビジネス全般に関わっている人(含む経営者)で未だ本書を読んでない人がもしいるとしたら、猛省をもってくまなく読み通すべき名著である。
あなたのご意見やご感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|