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「チベット問題」を読み解く (祥伝社新書)
 
 

「チベット問題」を読み解く (祥伝社新書) [新書]

大井 功
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

急にクローズアップされたような、チベット問題だが、中国が侵攻したのは60年も前のことだ。
世界中から人権問題を含め非難が殺到した。
なぜか、日本だけこの問題に沈黙してきた。いま、やっと関心を示した日本人にこの問題の本質・核心を分かりやすく書いたのが本書である。

内容(「BOOK」データベースより)

半世紀にも及ぶチベットの問題の核心・本質をわかりやすく解説。

登録情報

  • 新書: 232ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2008/6/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396111193
  • ISBN-13: 978-4396111199
  • 発売日: 2008/6/26
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 チベット問題入門に最適, 2008/9/25
レビュー対象商品: 「チベット問題」を読み解く (祥伝社新書) (新書)
1.チベット問題とは何か?
2.どういった経緯で中国に支配されたのか?
3.中国がチベットを手放さない理由は?
4.ダライ・ラマはどういう立場を取っているのか?

これら一つ一つが順を追って丁寧に解説されており、表題の通り、まさにチベット問題を「読み解く」本となっています。
冒頭部分にある、「チベットと同じ事が日本に起きたらどうなるか」というシミュレーションだけでも読む価値があります。チベット問題が日本にとっても他人事ではない、身近に差し迫った危機なのだと理解できるでしょう。

ダライ・ラマ14世に個人的に肩入れしている部分はあるものの、チベット問題を扱った本の中では、群を抜いてよく整理されていると思います。
チベット問題を一から知りたいという人も、情報が錯綜しすぎてよく分からなくなっているという人も、一読の価値があります。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 チベット問題にどう向き合うかを考える本, 2010/3/22
By 
mfhty (和歌山県) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 「チベット問題」を読み解く (祥伝社新書) (新書)
 中国は、半世紀以上も前にチベットに侵略し、それ以来あらゆる手をつくして、民族・文化・宗教を消し去り「中国の一部」にしようとしている。第二次世界大戦までのナチスによるユダヤ人迫害や、日本が朝鮮や満州で行った行為さえ想起される深刻な問題である。

 本書は、隣国で行われている壮大な人権弾圧について、どう向き合うかをあらためて考えさせる。
 主な記述内容は、
(a) 中国がチベットを手放したくない理由は何か
(b) チベットの問題は人権問題であり、外国が中国に対して働きかけをしても内政干渉には当たらないこと
(c) 深刻な人権問題として、ヨーロッパ諸国がはっきりと考えを主張しているにもかかわらず、日本の政府やマスコミは弱腰あるいは無関心であること
(d) ダライ・ラマ法王がチベット問題に対して、一貫して理性的かつ平和的に対処していること
(e) インド国内にある「チベット亡命政府」の組織や活動内容
などである。

 このように、本書は「中国がかつて行った蛮行を綴った歴史書」ではなく、「チベット問題がいまどうなっているか」「チベット問題をいまどう考えるか」を記述した本である。
 チベット問題を認識するために、そして、中国とどう向き合っていくかを考えるために、ぜひ読むべき本と思います。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 チベット問題は100%中国に非があるのに・・・, 2008/7/18
By 
革命人士 - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 「チベット問題」を読み解く (祥伝社新書) (新書)
チベット問題は中国に非があると分かっているのに、なかなか声を上げられない。中国につい親近感を感じてしまうし、もうチベット=中国を自明と感じてしまっているからか。本書について「チベット側の視点に立った」というおかしな表現をしてしまいそうになった。改めて説明すると、本書は中国政府の民族弾圧と最近の自治運動の動向をよくまとめ、チベット自治政府やインド亡命チベット族の教育や生活などについても紹介している。

ちなみに著者の見立てと私自身の考えはいくつか異なる点もあった。「中国はチベットを手離さない理由」として豊富な資源、移住用地確保など5つ挙げていた。確かにどれも当たっているとは思うが、根源的な理由ではないと思う。「チベット問題では一切妥協しない」という面子(まさに著者が例えた戦前の日本の満州権益のような)、「チベットは歴史的に中国のもの」という共産中国建国以来の国民的な思い込ませ、というか洗脳という理屈を超えたものではないだろうか。また、「油断してると日本もチベットのようになる」という指摘もあったが、どうだろうか。戦前の日本は満州で味を占め、英米の権益に手を出して痛い目にあった。アメリカの勢力圏にある日本に手を出したらどうなるか、日本の失敗を研究した彼らが二の舞を踏むだろうか。

とはいえ、著者の考え・意見には根本的には同感だ。チベット民族の意志が尊重される日が早くに来ることを望んでやまない。
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