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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「言葉」の重み,
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レビュー対象商品: 「ゲド戦記」の世界 (岩波ブックレット) (単行本)
「ゲド戦記」の訳者、清水真砂子の講演会で語られた内容を本にした物です。たった60ページなのですが、30年に渡って筆者が、その「ゲド戦記」と言う一つの特殊な世界の中で、それぞれの登場人物の「言葉」をどう選んでゆくかの苦労が書かれています。 ル=グィンの作品の訳者だけに、一つ一つの「言葉」の重みに十分に配慮した訳であったことが良く解ります。 その他にも、物語の「意味」にまとわりついてくる物の大切さとか、ル=グィンのフェミニズムについても語られています。 「ゲド戦記」についての直接的なガイド・ブックではないのですが、その読みを深めてくれるのは確かだと思います。
10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ゲド戦記の読み方,
By マヤマコ (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ゲド戦記」の世界 (岩波ブックレット) (単行本)
この冊子は翻訳者清水真砂子さんが翻訳を通して、ル・グインの世界に付き合いながらかつ、ゲドに登場した人々に付き合いながらどう『ゲド戦記』のシリーズを読み解き、感じてきたかの道程の記録でもある。『ゲド戦記』解読本とか、ル・グインのフェミニズムの遍歴をそのまま解読したものではない。フェミニズム論としてこの作品をくくることへの危うさを彼女は感じているわけで、アースシーに生きる人たちの男や女、生と死、力と非力のなかで、その諸相を描きつつ、テナーのたどり着く地点の日常性の豊かさにゲドたちが生を見、テハヌがそれを受け継ぐことに光を当てていると思う。
11 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
清水女史と「ゲド戦記」そしてル=グウィン女史,
By カナブンとスズメ (空想の世界) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ゲド戦記」の世界 (岩波ブックレット) (単行本)
「ゲド戦記」における翻訳の苦労話とル=グウィン女史との交流が語られています。清水女史は夫君に「あなた」で呼ばれていることなど女史の日常生活も垣間見ることができます。 本書では、主に「ゲド戦記」第4巻が話に出されています。 清水女史はフェミニズムの観点から第4巻を切り込んでいますが、 本書では充分カバーしきれていないと思います。 ぜひ清水女史には「ゲド戦記」第4巻におけるフェミニズム論に取り組んでいただきたいです。
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