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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
戦後混乱期のまんが出版事情が面白い,
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レビュー対象商品: 「ガロ」編集長 (ちくま文庫) (文庫)
月刊漫画「ガロ」初代編集長として伝説的人物。当然「ガロ」創刊後の話がメインと思いきや半分以上がそれ以前の話で、満州に渡って地図の作成に関わっていたことや日本が負けると身の危険を察知して敗戦直前に帰国、敗戦の翌日に朝から東京中を自転車で見て回ったときの様子も貴重。その後、戦後の混乱期に乗じてまんが出版でぼろ儲けするが体を壊して入院するはめに。戦後のマンガ状況、特に貸本マンガの世界のことが詳しく描かれている。白土三平氏や水木しげる氏、つげ義春氏との出会いやその後の交流は面白い。「ガロ」出版後は小学館が劇画雑誌の出版を思いつき「ガロ」との合併話を持ち込んだ話は新鮮で、結局その話はつぶれたが、小学館は「ビッグコミック」の創刊という形で結実させた。著者は「ガロ」の新人を発見して育てるという創刊からの目的にこだわったわけだが、本の最後に発掘した新人たちを紹介している。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ある極私的マンガ史,
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レビュー対象商品: 「ガロ」編集長 (ちくま文庫) (文庫)
1964年に創刊された漫画雑誌「ガロ」の初代編集長、長井勝一(1921~1996)の自伝。マンガの黄金時代を直接的に築き上げた著者・長井氏が、あまりにドラマティックな自身の半生を語る。マンガ出版史を辿る研究本というよりも、著者の回想記といった体。戦後混乱期~60年代動乱期を軽やかに、図太く生き抜く長井氏のリベラリズムに勇気づけられること請け合い。 副読本として、コミックBOXのバック・ナンバー(1996年5月号「『ガロ』編集長・長井勝一のある日」)を勧める。この本の単行本化を期待したい。
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