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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「人間関係が破綻してからの交渉術」入門書,
By 地球のイロハ出張所 (愛知県岡崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか―弁護士が教える論理的な話し方の技術 (単行本)
この本は交渉術の本である。日常生活で非論理的な主張をする人たちに対し、法律家が業務上使っている論理テクニックを使って言い返す方法がまとめられている。この本は法律家が法的トラブルを解決する際に用いる交渉術を、日常生活で発生するトラブル事例にあてはめながら紹介する形がとられている。法律家による交渉術の本らしく、テクニックとしても三段論法・原則例外パターンといった法律初学者がまず叩き込まれる法的思考法や、争点整理・門前払いといった裁判実務で必要になるノウハウを、法律事例ではなく日常生活トラブルにあてはめる形式がとられている。「法律家が裁判で用いる手法を日常生活にも持ち込んで、トラブル解決に役立てよう」というのが本書の特徴だろう。従来の交渉術とは違った解決法が紹介されていて、なかなか面白い。 だが、この本は日常生活のトラブル解決にはあまり役立ちそうにない。なぜなら法律家の論理テクニックは、日常生活のトラブルの中でも、人間関係が破綻し元に戻らなくなってしまった時に、不利にならないように主張する技術だからである。人間関係を円満にするための技術ではないのだ。もし法律家のテクニックを人間関係を円満にさせるために用いれば「理屈っぽい」「強引」と非難されるのは当たり前だろう。この本が役立つのは、人と縁を切るときに自分が不利にならないように主張する場面だろう。 そのような意味では、本書のタイトルに「わたしと仕事、どっちが大事」という問題を用いたのは失敗だったかもしれない。本の中で扱われる問題の1つをタイトルに起用するのは最近の流行だが、本の内容とピントが外れてしまうと読者の期待を裏切ることになるし、本当に読みたい読者を手放す原因ともなる。「わたしと仕事の選択」というのは、「円満な人間関係をおくるための技術」の問題であり、法律家のテクニックの適用しずらい場面といえ、本文中でも法的論理テクニックは特に用いられていない。このようなタイトルを用いてしまったために、「円満な人間関係を送るための交渉術」を期待してよんだ人には期待はずれの本となり、「人間関係が崩壊してしまった場合の交渉術」を読みたい人は本書を手に取らない結果となってしまった。タイトルが残念な本だったといえるだろう。 本書は「人間関係が崩壊してからの交渉術」がコンパクトに書かれた良い本です。しかし、「人間関係を円満にさせるための交渉術」、ましてや本書のタイトルの解決法を期待して読む本ではないでしょう。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
初級の書としては良い,
By 玄鵬 (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか―弁護士が教える論理的な話し方の技術 (単行本)
星を四つつけていますが、内容はあくまで入門書のレベルです。読みやすい平易な文章で解説がしてあります。 「わたしと仕事、どっちが大事?」というタイトルになっている質問には十分な答えが出されていないのが不満にも思えますが、 それは日常においては議論で解決を図るべきではない事象が多いということであり、 それは本書の中でも明確に書かれていることです。 なんでもロジカルに考えればよいというものではない、 という現実的な視点をしっかり書き添えている点が評価できます。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
具体例がおもしろい,
By
レビュー対象商品: 「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか―弁護士が教える論理的な話し方の技術 (単行本)
つーか、ぶっちゃけこの本のタイトルは釣りです。この本の目的が「よりよい結論に至るにはどうするか」なので、純粋な論理の話ではありません。 具体例をあげて平易に書いてあるので、役に立つと思うかどうかは受け手の力依存な感じ。 むしろ、具体例がおもしろいので、その辺りを楽しむ方向でどうでしょ?
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