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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
くどい。しかし・・・,
By Nozzy (Osaka) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「わからない」という方法 (集英社新書) (新書)
数学者の新井紀子さんが数学者を目指す読者向けに紹介しておられたので、久しぶりに新書を買って読んでみた。新井さんの書評は忘れた。文章はとてもくどく、新書とは思えないほど読みにくかった。あー、同じこと何度も言いやがってメンドクサイぜ!しかし、著者のメッセージは目が覚めるようなものだった。(が、文がしつこいので何度も眠くなった。) 著者は「わからないこと」を恥とせず、持ち前の直感と、地道で根性のいる「地を這う方法」で知識を体得してきている。確かにもう正解なんてものはもう存在しないかもしれない。それでも私たちは正解を追い求めるし、そのための新書やらなんやろを買って、なんとか正解を手に入れようとする。橋本さんの主張をアプリオリに認めれば、21世紀はもはや正解なんて存在しないし、そのため分かるということをスタート地点とすることは不可能なので、「わからない」ということは出発地点とし、自分の「身体」を使って体得していくしかない、らしい。この熱く、根性のいる方法こそが21世紀型だとのこと。どんな情報でもすぐにアクセスできる現代においては特殊な主張だ。 「身体」がなんなのかということは明確にされていなかったが、自分自身で考え、試行錯誤することが、「身体」を使うとういことではないかと僕は思った。本に書いてある情報そのままでは、たとえそれを読んで覚えたとしても、それは自分の「身体」というフィルターを通してないので、たんなる知識として終わり、わからずやの「脳」が出来上がってしまうのではなかろうか。 これまで知識を追い求めてきた人のほど衝撃が大きいのではないか。そのアプローチの仕方に変化が生じるとともに、そのorigineを見つめなおす機会に遭遇するかもしれない。しかしテストの答えと単位しか追い求めてない大学生には何も関係ない話だろう。
25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
一人で地を這う,
By aawamura (広島県福山市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「わからない」という方法 (集英社新書) (新書)
少々クドイけど、共感しながら読みました。「わからない」から出発して、どのようにわかっていくかを、自分の体験を例に挙げて説明しています。その例が、セーターの編み方だったり、枕草子の現代語訳だったりして、かなりユニークなので、直接には役立たないかもしれないけど、示唆に富んでいます。特に、「一人で地を這う」という言葉に勇気付けられます。 世の中はわからないことだらけで、あることについて勉強すればするほど、さらに知りたいことが増える始末。一生勉強しなきゃならないのかと思えばウンザリするけど、一生退屈しないだけのネタがあると思えば少しは楽になります。 ひとつのことがわかると、すべてがわかった気になる人や、昔はわからなかったことを忘れて、「なんでそんなこと??わからないの」と言える人がうらやましかったけど、そんな人の天下だった20世紀は終わって、21世紀は「わからない」の時代だと言うのだから心強い。 「一人で地を這う」というのは、「地図をなくしたから、磁石だけを頼りにひたすらトンネルを掘り続ける」ことです。どうせ自分はバカだからと居直って、「ひたすらの持久力だけで問題を解決する方法」です。この方法を「桃尻語訳枕草子」を例に説明した部分が面白かったので、その本を読んでみたくなりました。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
経験主義者のなせる技,
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Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: 「わからない」という方法 (集英社新書) (新書)
「使える新書」で紹介されていた事と、題名の分かり易さに惹かれて購入しました。筆者の文体は独特で、多くの人にはくどい!と思われる物です。でもそのくどさは、筆者が”分からない”状態を出発点に調べ、書いた物であるので必然的なものだそうです。 会社においても学校においても、私達は多くのことに対して”分かる”すなわち”理解する”事を求められています。ところが、どう分かればよいのか全く分からない場合が多い事も事実です。それは、何をどう分かれば良いのかすら分からないからだといいます。そんな時には、手当たり次第に何でもやってみれば方向性が見えてくるとも言います。分かるためには、この方向性の把握が肝心と言い切っています。 また、”分かる”の過程において頭を重要視しすぎると、それは単に暗記になると言っています。体を使って体に染み込ませたものが本当に”分かった”事なんだと。だから、上っ面で勉強するのではなく、腰を据えて本気でこつこつやらなければならないと。 勉強することの真髄を見せる、大変優れた一冊です。
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