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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「ゆる」の全体像把握に,
By 恒星 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ゆるめる」身体学 (単行本(ソフトカバー))
この本に限らず、ここ数年の高岡英夫(以下敬称略)の著作が述べている事は単純である。「人間はゆるむべきであって、固まるべきではない。」この本もまたそうであり、ではこの本ではそれをどのように説いているのか。 1、 序章、1章、2章では「ゆるむ」ということの総論が述べられている。 ・序章では「ゆるむ」ことが如何に人間にとって素晴らしい事であるかを述べている。 ・1章では「ゆるむ」とは、ではどういうことか?の核心が述べられている。ここの「ゆるむー固まる」と「たるむー締まる」という四者の関係論は、「ゆるむ」という言葉の既成概念を解きほぐし、著者の言う「ゆるむ」という意味を理解するために重要な論理なので、しっかり理解しておきたい。 ・2章では「ゆるむ」、「固まる」という現象が、生物進化論的に、また人間の生育史的にどのような経緯を辿るかを一般論的に述べている。 2、 続く3〜6章では「ゆるむ」ことの効果とその裏付けを、事実とデータを理論的に説くことで行う。 ・3章では健康効果 ・4章では身体運動面の効果 ・5章ではメンタル面の効果 ・6章では上記3章分を、根本的に統括する器官である脳への効果 3、 そして7〜11章では、「ゆるむ」ことが、社会問題にどれほど効果的な処方箋となるかを述べている。 高岡英夫はこれまで基本的に、人間の精神ー身体、とくに身体運動についての論述が多かったが、彼の研究(運動科学)はそこにとどまらず、精神、社会、宇宙にまで及ぶ事は、早くから彼自身の著作及び講義などでは語られていた事である。 今回の著作において、「ゆるむ」ことの社会問題への効果について、とりあえず幾つかの分野で一般論的に大まかに論述している。 個々の論述は少ないが、1,2,3と合わせて読むことで、「ゆるむ」ということが如何に広く深い現象であるかを読み取っていただきたい。 ・7章では現代日本の社会が、「ゆるむー固まる」と「たるむー締まる」という観点から、どのような状況にあるのかを、社会不適応とニートという2つの問題を例に取り上げて論じている。 ・8章では今度は現代日本の子供たちを例に、「ゆるむー固まる」と「たるむー締まる」という観点から、どのような状況にあるのか、そしてまた、いかなる対処の方向性があるかを説く。 ・9章では高齢化問題を取り上げ、「ゆるむ」ことが如何に重要かを説く。これに関しては、早くから官民共同での高岡の研究成果が上がっている問題なので、是非類書も読んでいただきたい。 ・10章では少子化問題と、その前段となる問題である、男女の関係性について述べてある。 高岡英夫は三砂ちづる氏との共著などで、女性の生理、及び出産が「ゆるむ」ことで、劇的に快適になるという研究事実を発表して来たが、今回はそこからまた一歩進んで、男女の社会的関係において、「ゆるむ」ことがもたらす効果を述べている。 なお、男女の社会的関係については、「愛しあうからだ」という快著があるので、是非そちらも参照してもらいたい。 ・11章では高岡英夫の十八番である、理論の専門種目への応用問題として、日本サッカーの問題を取り上げている。 この3、の部分を論理的にまとめると、第7章で社会一般を。そして、8,9,10章で、少年、老年、壮年、という年代別の問題を。 そして11章で具体的な種目(人間は皆専門的な職業で社会に参加するという例として)をと言う形で、社会を全体的に論じていると言えよう。 4、終章においては、「ゆるむ」ための具体的な手段として高岡が開発した「ゆる体操」のメカニズムを論じている。 5、「おわりに」では、「ゆる」が体操にとどまらない、自然の法則そのものであることを論じている。 ここでは「ゆる体操」というのは、「ゆる」というものの一面、あるいは一分野であるということ。「ゆる」という現象は我々の想像以上に広く奥深い存在であると言う事を指摘するにとどめる。 6、最後に「代表的な「ゆる体操」」として、「ゆる体操」の具体的な方法が紹介されている。 ただゆるめば良いと言うだけでは、絵に描いた餅というもので、このように具体的な技術を紹介する事で、初めてこの種の本は、有効な書となる。 この本の評価はどうするべきか。 高岡英夫の運動科学の分野は大雑把に「ゆる」論、「身体意識」論、「究極の身体」論という3つの分野があるのだが(実際にはもっと多様な分野を持っているのだが)、その中の「ゆる」論を、総合的に概観するための書として位置付けられるだろう。 つまり、「「ゆる」とはこういうものですよ。」ということを大雑把に把握するための書ということである。 筆者はいわゆる「高岡信者」の中でも「頭でっかち」な類の人間なので、この本はさほど目新しいことが書かれていないから評価は3になるのだが、「ゆる」を体系的に論じていると言う点で、これは「ゆる」の全体像把握の手がかりとして、重要な本である。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
自分もゆるみたい!!,
By 楽太郎 (広島県尾道市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ゆるめる」身体学 (単行本(ソフトカバー))
少なからず、感動を覚えながら読み終えました。「ゆるむ」ということを実践、研究、啓蒙されている 著者の集大成のような本。 そもそも「ゆるむ」こととはいかなることか。 固まる⇔ゆるむ、縮まる⇔たるむの区別と連関から 見事に説明してくれています。 さらには、「ゆるむ」ことの効果を個人的な側面、 つまり健康度、質のよい動き、精神力アップ、 脳機能アップ、という観点から書かれ、興味は 一層増してきます。 また、、視点を上げ、今日の社会不適応症候群、ニートなどの 社会問題、サッカーワールドカップから見た日本人の固さが 説明され、 極めつけは、大自然の大いなるゆるみに対する検証が なされています。 「ゆるむ」ということがこれほど深く、すばらしいものだ とは。 私も何とか「ゆるむ」方向で生活していきたいものだと つくづく感じた。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
歩けば歩くほど体が楽になります。,
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レビュー対象商品: 「ゆるめる」身体学 (単行本(ソフトカバー))
高岡先生の「ゆる体操」をしたお陰で体が緩み楽になりました。特に腰の痛み、足や膝の痛みが楽になります。 簡単な体操です。毎朝寝転がっておよそ2分間でやれます。 毎日30分歩いて通勤しています。往復歩いています。 歩き方が変わったせいか、歩く間も体が緩んで楽になりました。 皆さんも革命的なこの体操に挑んでみてください。
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