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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「ゆとり」の一人として,
By Rick (新潟) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ゆとり教育世代」の恐怖 (PHP Paperbacks) (単行本(ソフトカバー))
2〜4章は教育問題、若者問題、労働問題について広く取り上げ、著者の経験を交えて並一通りの意見を付け加えたという感じで、 正直自分が新聞で目にしてきた主張との差はあまり感じられませんでした。 良くも悪くも主要な論点が揃っており、総括的にこれらの問題について考えられる点はいいと思います。 本書の柱は1章と5章の、「ゆとり」が本格的に社会に飛び出していくことへの考察ですが、 2002年から行われた、いわゆる「ゆとり教育」について、その実態と世代の特徴を データや経緯を踏まえて冷静に述べていて、随所でなるほどと思わされました。 ただやはり商業的な事情で仕方ないことなのかとは思いますが、 ゆとり世代についての描写でやや極端な印象を受けたのは事実です。 私自身、今現在大学3年生で、02年度から05年度にかけて(中3から高3まで) 公立校でゆとり教育を受けた「第一世代」の一人ですが、 逆に言えば中学2年までは一応それまでの教育を受けてきたわけです。 第二・第四土曜日だけが休みだったころに小学生時代をすごしましたし、 勉強面でも別に「円周率は約3」なんてことは習った覚えはないです(笑) 確かに環境的に、甘やかされて育てられてきた面は多分にあるでしょう。 挫折の経験が不足していて精神的に脆弱という分析も、私を標本とすればまさにその通りです。 ただ、私たちはそれでもまだそれまでのことを知っているほうであり、 日本の暗い十数年間を子供なりに見てきた、世間のイメージする「ゆとり」とそれ以前の混合された存在、 いわばグラデーションのかかった世代なのではないかと思うのです。 明確に線引きして、若者世代の軟弱化が私たちの年代を境に一層がくんと顕著になる、 そうした主張には「ゆとり」なりに、やや疑問を感じました。 出版時点で実際に社会に出て2年近くたっていたはずの、高卒の「ゆとり」たちの実情はどうであったのか、 そうしたことを少しばかり取り上げてみてもよかったのではないかと思います。 また読者層として想定されていなかったせいでしょうが、 ゆとり世代に対して直接訴えかけるような部分が見受けられなかったのも少し物足りなかったです。 ただそういったことを差し置いても、本書は、 日本社会の今後を考え、自己理解を深める上でとても有意義な内容であったと感じています。 こうした本を同年代の人たちにも、目をそらさずに読んでほしいなと思いました。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
そんなバカな・・!?,
By 同世代の教育者 (名古屋) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ゆとり教育世代」の恐怖 (PHP Paperbacks) (単行本(ソフトカバー))
「ゆとり教育」正直、授業時間が少なくなり、子供たちの学力が少しずつ落ちているのかなぁ・・・ というイメージしか持っていませんでした。 しかし、この本を読んでみてハッとしました。 学力の低下が問題ではない。 そんな環境で育ってきた子供たちを社会がどう受入れるのか? なぜ、もっと早くにこの本が出てこなかったのか? 国はなぜ問題の本質に気付かないのか? そんな憤りを感じてしまいました。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
そういうことだったのか!!!,
By OLさん (大阪市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「ゆとり教育世代」の恐怖 (PHP Paperbacks) (単行本(ソフトカバー))
「ゆとり教育」って聞いたことはあるけど、どういうことで、何か問題あるのかな?って思ってた時に、 偶然本屋で見つけました。 自分が「ゆとり教育」世代じゃないだけに今まで関心がなかったですが、 この本を読んで、自分に子どもができたら・・・って考えるとぞっとしました。 それくらい斬新な内容の本です。 実際のデータを踏まえながら、著者独特の切り口で切られています。 ひさびさに面白い本! これから親として教育に関わっていく世代は、 一度読んでみるといいと思いますよ。
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