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「ゆとり教育世代」の恐怖 (PHP Paperbacks)
 
 

「ゆとり教育世代」の恐怖 (PHP Paperbacks) [単行本(ソフトカバー)]

柘植 智幸
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

いつの時代も、「近頃の若いもんは・・・」とは古い世代の嘆きだ。だが、「ゆとり教育」を受けて育った世代とこれまでの世代には、決定的な違いがあると、若手の人財育成に力を発揮する著者はいう。学力の低下問題だけではない。温室育ちのため、精神的に脆いのが特徴であるらしい。これは企業社会では致命的である。にもかかわらず、採用現場では人手不足がこれから恒常化する。かくして人事担当者、中間管理職の嘆き節はますます大きくなる。でも、彼らにも言い分がある。社会保障などの社会のシステムや企業組織自体が、オールド世代に都合のよいようにつくられている。これは世代による搾取でもある。というわけで、彼らは社会や会社を見捨てる。若い世代を使いこなせない企業は、成長しないし、生き残ってもいけない。つまり、変わるべきなのは、企業側であり、オールド世代なのだということが本書のメッセージである。

内容(「BOOK」データベースより)

学力低下論争でゆれた「ゆとり教育」問題。舵は大きく切られたようだが、この教育を受けて育った世代の一部は、2006年春に高校を卒業して、すでに多くの職場で働いている。2010年からは大学を卒業した若者が続々と職場に進出してくる。企業の採用現場では、学生の売り手市場に悲鳴を上げているが、打たれ弱い世代の強気の就職戦線は今後ますます加速する。しかし、社会保障制度や企業組織自体は、オールド世代に都合のいいようにつくられている。このままでは若い世代の働く意欲も出てこない。彼らを使いこなせない企業は、生き残っていけないことも事実。また、彼らには、オールド世代がもちあわせないモチベーションもある。これから企業を支える「ゆとり教育世代」の現実と可能性を探った。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 184ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2008/2/2)
  • ISBN-10: 4569695507
  • ISBN-13: 978-4569695501
  • 発売日: 2008/2/2
  • 商品の寸法: 18.4 x 12.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 146,240位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「ゆとり」の一人として, 2008/12/9
レビュー対象商品: 「ゆとり教育世代」の恐怖 (PHP Paperbacks) (単行本(ソフトカバー))
2〜4章は教育問題、若者問題、労働問題について広く取り上げ、
著者の経験を交えて並一通りの意見を付け加えたという感じで、
正直自分が新聞で目にしてきた主張との差はあまり感じられませんでした。
良くも悪くも主要な論点が揃っており、総括的にこれらの問題について考えられる点はいいと思います。

本書の柱は1章と5章の、「ゆとり」が本格的に社会に飛び出していくことへの考察ですが、
2002年から行われた、いわゆる「ゆとり教育」について、その実態と世代の特徴を
データや経緯を踏まえて冷静に述べていて、随所でなるほどと思わされました。
ただやはり商業的な事情で仕方ないことなのかとは思いますが、
ゆとり世代についての描写でやや極端な印象を受けたのは事実です。
私自身、今現在大学3年生で、02年度から05年度にかけて(中3から高3まで)
公立校でゆとり教育を受けた「第一世代」の一人ですが、
逆に言えば中学2年までは一応それまでの教育を受けてきたわけです。
第二・第四土曜日だけが休みだったころに小学生時代をすごしましたし、
勉強面でも別に「円周率は約3」なんてことは習った覚えはないです(笑)
確かに環境的に、甘やかされて育てられてきた面は多分にあるでしょう。
挫折の経験が不足していて精神的に脆弱という分析も、私を標本とすればまさにその通りです。
ただ、私たちはそれでもまだそれまでのことを知っているほうであり、
日本の暗い十数年間を子供なりに見てきた、世間のイメージする「ゆとり」とそれ以前の混合された存在、
いわばグラデーションのかかった世代なのではないかと思うのです。
明確に線引きして、若者世代の軟弱化が私たちの年代を境に一層がくんと顕著になる、
そうした主張には「ゆとり」なりに、やや疑問を感じました。
出版時点で実際に社会に出て2年近くたっていたはずの、高卒の「ゆとり」たちの実情はどうであったのか、
そうしたことを少しばかり取り上げてみてもよかったのではないかと思います。
また読者層として想定されていなかったせいでしょうが、
ゆとり世代に対して直接訴えかけるような部分が見受けられなかったのも少し物足りなかったです。
ただそういったことを差し置いても、本書は、
日本社会の今後を考え、自己理解を深める上でとても有意義な内容であったと感じています。
こうした本を同年代の人たちにも、目をそらさずに読んでほしいなと思いました。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 そんなバカな・・!?, 2008/2/9
レビュー対象商品: 「ゆとり教育世代」の恐怖 (PHP Paperbacks) (単行本(ソフトカバー))
「ゆとり教育」正直、授業時間が少なくなり、
子供たちの学力が少しずつ落ちているのかなぁ・・・
というイメージしか持っていませんでした。

しかし、この本を読んでみてハッとしました。
学力の低下が問題ではない。
そんな環境で育ってきた子供たちを社会がどう受入れるのか?

なぜ、もっと早くにこの本が出てこなかったのか?
国はなぜ問題の本質に気付かないのか?

そんな憤りを感じてしまいました。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 そういうことだったのか!!!, 2008/2/6
レビュー対象商品: 「ゆとり教育世代」の恐怖 (PHP Paperbacks) (単行本(ソフトカバー))
「ゆとり教育」って聞いたことはあるけど、
どういうことで、何か問題あるのかな?って思ってた時に、
偶然本屋で見つけました。
自分が「ゆとり教育」世代じゃないだけに今まで関心がなかったですが、
この本を読んで、自分に子どもができたら・・・って考えるとぞっとしました。
それくらい斬新な内容の本です。

実際のデータを踏まえながら、著者独特の切り口で切られています。
ひさびさに面白い本!

これから親として教育に関わっていく世代は、
一度読んでみるといいと思いますよ。
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