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「もの」の詩学―家具、建築、都市のレトリック (岩波現代文庫)
 
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「もの」の詩学―家具、建築、都市のレトリック (岩波現代文庫) [文庫]

多木 浩二
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

身体の快楽が推し進めた椅子の変容の歴史、「もの」の蒐集から仏革命をへて美術館・博覧会を作り上げていったブルジョワジーのイデオロギー、キッチュ王ルートヴィヒ二世が心血を注いで建てたまがいものの城、巨大主義に取り憑かれたヒトラーの建築都市。「もの」に凝縮されている文化や社会の無意識を探る記号論的思考の労作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

多木 浩二
1928年生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。東京造形大学教授、千葉大学教授をへて、評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 309ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2006/1/17)
  • ISBN-10: 4006001533
  • ISBN-13: 978-4006001537
  • 発売日: 2006/1/17
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 「人間」と「もの」との関わり, 2006/12/20
レビュー対象商品: 「もの」の詩学―家具、建築、都市のレトリック (岩波現代文庫) (文庫)
 (西洋)人間の文化・歴史を「もの」との関わりから論じる,興味深い書。

 第一章:「もの」と身体/では,家具という「もの」の中から17世紀の椅子とベッドを取り上げ,人間の身体との関係性に言及し,「儀礼的身体」「快楽的身体」,さらには「象徴的身体」という言葉で締める。

 第二章:コレクションから展示へ/では,フランス革命・美術館・博覧会をキーワードに,「芸術」という「もの」と「商品」という「もの」について論じる。

 第三章:虚構の王国/では,ノイシュヴァンシュタイン城で広く知られる,バイエルンの王・ルードヴィヒ二世(1864-86)に注目し,「まがいもの」という「もの」の様態を考える。

 第四章:ヒトラーの都市/では,1920-30年代のドイツに注目し,「もの」の様態の多様化に注目。近代建築運動とナチズムの関係について論じつつ,ヒトラーの都市を人間からなるモニュメントを最大の表現とするものと指摘する。また,建築に対して「大きさ」と「永遠性」というモニュメンタリティを求めたヒトラーに対して,シュペアは「もっともモニュメンタルな建築をつくることは廃墟をつくることであり,死を表象することである」と答えたことも興味深い。

 「もの」が溢れる現代(日本),「人間」と「もの」との関わり方も今までに無い様相を呈しているように思う。ただ所有するのではなく,如何に所有するか?

 数ヶ月毎に機能アップ?した新製品が登場する携帯電話,修理するよりも買い換える方が安い電化製品,コレクター心理を利用した某飲料メーカーのおまけ大作戦,どうしても豊かさとは違う違和感を覚えてしまう。
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5つ星のうち 5.0 時代に対抗する方法, 2011/4/29
レビュー対象商品: 「もの」の詩学―家具、建築、都市のレトリック (岩波現代文庫) (文庫)
もともと1984年に刊行された本です。

3章はルートヴィッヒ2世の城についての考察に費やされます。
この王様の「ノイシュバンシュタイン城」は「シンデレラ城」のモデルになったといわれますが、
ひとことも明示されていないにせよ、ここで多木浩二は、まさしく「東京ディズニーランド」について
考えていたのではないでしょうか?

では、なぜそのことを明示的に語らないのか?

飛躍するようですが、「反戦」についての言説に喩えることができるかもしれません。
好戦的なトポスなかでいくら反戦を唱えても限界があるように、
その空間の外側から批判するこれまでとは異種の方法を探求しなければ不十分だと
考えたからではないでしょうか。

われわれにとって多木の残していった「方法」こそ重い課題なのです。
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5 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 内容は面白いが, 2007/3/28
レビュー対象商品: 「もの」の詩学―家具、建築、都市のレトリック (岩波現代文庫) (文庫)
内容は面白い。近代のデザインや建築史を椅子の歴史から切り込んでいる。

ただし,多木氏独特の言い回しである事と,内容が殆ど70年代に書かれた文章の再録であり,

文章が非常に読みにくい。
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