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最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「はとバス」はエンターテイメントだ。,
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レビュー対象商品: 「はとバス」六〇年――昭和、平成の東京を走る(祥伝社新書208) (新書)
著者の中野晴行さんは、なんて、おのぼりさんなんだろう、それが読み終わっての感想です。もちろん、悪い意味ではありません。 東京という街でしかやれない仕事や、味わえない刺激というのがあって、それゆえ、東京に憧れたものです。 そして、いざ、東京へと住んでいる場所を移すと、そこは憧れの街ではなくなり、単なる生活の場。 東京タワーに登ることもなく、六本木ヒルズの展望台にあがることは、彼女とのデートで行くことはあっても、旅行とか観光という気分ではありません。 しかし、中野さんは東京に住んでいながら、東京という街を旅行気分や観光気分で楽しめる人なのです。 数寄屋橋を見て、ここが『きみの名は』の舞台なのか、と感心できる東京住民はまずいないでしょう。 憧れの街、東京を、憧れたままの街として、憧れている人に見せる。それが「はとバス」の役割だったんだということに気付かされました。つまり、映画と一緒。憧れの役者さんを、憧れたままの姿で、観客に見せるという映画。「はとバス」は、ひとつのエンターテイメントだったのですね。 親の代から東京に住んでいる人にはおすすめしません。地方から上京して来た人におすすめです。
5つ星のうち 4.0
上手な視点の選択。,
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レビュー対象商品: 「はとバス」六〇年――昭和、平成の東京を走る(祥伝社新書208) (新書)
はとバスというと、「東京物語」の一場面を思い出す。原節子が笠智衆と東山千栄子を連れてはとバスにのる場面だ。 1953年のこの作品の中のはとバスは何かつかの間の何かを感じさせる象徴のようなものだろう。 この本はその草創期から東京五輪、高度成長期、そして今とはとバスの動きを追うことで日本の心を点描していこうとしている。 はとバスとは面白いものを手づるに選んだものだ。 そういえば夜の東京コースもだいぶ変わっているそうな。かつては吉原松葉屋のおいらんショーが有名だったが、今はショウパブのツアーが人気だそうだ。おまけに筆者ははとバスの飯ははずれが少ないという。確かにそうかもしれない。 自分も今度はとバスツアーのプログラムを調べてみようか、実際にのってみようかと思うくらいの興味深さがある1冊だ。
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