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44 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「はい、タケコプター」というのは、甘やかしではない,
By guesto (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。 (単行本)
仕事がうまくいかなかったり、家庭に問題があったりして、ちょっと人生に疲れたなと感じたビジネスマンをターゲットにしたような語り口になっています。文体は平易で、一日で読み切れました。 てんとう虫コミックスの各々のストーリーを引用しながら、のび太がどんな気持ちで物事に取り組んでいるのかを推察しながら、彼が決して弱々しい人間ではなく、常に夢を追い続けて生活している、立派な人間であることを解説しています。 私自身は、コミックスを読んでいた子どもの頃から、うすうす感じていたことを明文化しているにすぎない程度に感じました。 ただし、あらすじの部分では、文章化されたコミックのストーリーを目で追ったわけですが、自分は数十年前に読んだきりだったのに、ほとんど全部のシーンを憶えていることに、正直ビックリしました。そしてなぜか、子どもの頃が急になつかしくなりました。
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
推奨・「のび太流」,
By
レビュー対象商品: 「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。 (単行本)
「のび太」と言えば、勉強も運動もできず、失敗ばかりしてママや先生に怒られているというイメージが瞬時に浮かぶ。しかし著者はのび太の行動を詳細に分析していくなかで、その性格や行動にこそ、現代社会における「夢の実現」に向けた大きなヒントがあると言う。その夢の実現へのヒントを見出していこうというのが、本書の趣旨である。もちろん「漫画の世界と現実世界は違う」という批判はあってしかるべきだが、その点について、著者は第一章で「ドラえもん社会は現代の縮図である」と述べ、それがどのようなところに表れているかを具体的に説明している。もとより漫画はそういう性格を持つもので、そこに登場するキャラクターは一つあるいは二、三の性格を典型的に単純化した個性を持つというのも、ドラえもんに限らず数多くの漫画に見られる手法である。 ここで述べられている「のび太流」の生き方は、大きくいくつかのキーワードにまとめることができる。「失敗の繰り返しを恐れない」・「夢の叶え方は心の持ちよう」・「がんばりすぎる必要はない」というのが最も重要な点だと思われるが、たしかにこれらはやろうと思ってもなかなかできないものだ。 この本は、読者に対して「ぐうたら」になれと述べているのではない。むしろ物事に対して臆病になってはいけない、頑張ることが結果に繋がるという方向性を提示し、ただその度が過ぎるのは良くないと述べているのである。誰もが見たことのある漫画を糸口に、そうした現代社会の「生き方」を提示するこの本は、大きな意義を持っているといえるだろう。
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
結局、藤子Fさんの凄さを実感,
By たぬきの風太 (京都市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。 (単行本)
数々の新聞などで話題になった本書。ドラえもん好きな私は大きな期待をもって読みました。著者のドラえもん研究には敬意を表しますが、正直、がっかりしました。 キャラクターの評論が皮相的すぎます。特に、出来杉君はひどい。 マンガからの「教訓」の導き方があまりにも強引ではないでしょうか。「まあ、確かにそう言えなくもないな」という程度です。 それにしても感動するのは、著者が引用しているドラえもんの原作の素晴らしさです。 原作のストーリーを引き合いにして、著者が「教訓」を述べる形で本書は展開していきますが、結局、感動するのは原作のストーリーの方なんです。 藤子Fさんって、本当に素晴らしい。ドラえもんってやっぱりすごいな。 改めてそのことを実感するためには一読の価値があります。
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