タイムマネジメント本をざっと漁ってみた中で手にとった一冊。
著者の箱田氏は60半ばのコンサルタントで、年300回のセミナー・講演をこなす「カリスマインストラクター」だそうだ。寡聞にして本書で初めて知った。
・時間は管理できない。行動管理こそが時間管理である
・時間管理は仕事管理ではない。人生をまるごと管理しないと意味がない
この2点が本書のエッセンスである。
人生まるごと管理、の例として、著者自身が不遇の少年時代から成功者となるまでの軌跡を紹介していて、これがなんともモーレツである。
スチュワーデスを奥さんにするぞ!と決めて本当に実行してしまうくだりなど、あまりの行動力と思い込みに、感心するよりむしろ引いてしまう。「成功者の自慢話」ではあるが、全体には著者の一所懸命さがユーモラスで、読んでいるうちになんとなく共感を覚えてしまうところが不思議だ。
類書といちばんちがう点は「時間をいかに有効に使うか」という管理技術的視点でなく、「人生の成功者となるために」という全人生的視点で書かれている点である。人によって好き嫌いはあると思うが、デール・カーネギーの「人を動かす」のような人生読本系が好きな方にはお勧めできると思う。