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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
体や脳をきちんと使うためにはきちんと栄養を供給することが必要,
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レビュー対象商品: 「がまん」するから老化する (PHP新書) (新書)
老人医療の専門医として数千人の高齢者を診てきた著者が自らの経験を元に書いたもので、老化やアンチエージングに関して説得力のある良書だ。まえがきにも書かれているように、多くの医者が推奨する節約的健康法(ダイエットや節制)は逆に老化を進めるという。血糖値・血圧・メタボのBMIなどの医学的指標は、一般的に低い方が良いと言われるが必ずしもそうとは言えない。医学的指標にはそれぞれ相互に深いつながりがあり、対象者の年齢・性別・体重などによって意味が違ってくるため判断も変わってくるし対処方法も変えなければならないが、多くの医者はそれぞれの指標ごとに画一的な判断をしようとする。これは、医者の専門領域が細分化されすぎて人間全体の健康や老化を考えなくなったこと、栄養学を学んでいないし関心もないことなどが原因である。漢方医学では医食同源という考えがあることからも食事や栄養の重要性はわかるはずである。 非常に重要だと思ったのは、人間の体も脳も加齢よって衰えると思われがちだが、実は使わないことによって一番衰えるということだ。これを「廃用」というが、体や脳をきちんと使うためにはきちんと栄養が供給される必要があり、痩せているのは栄養不足ということである。メタボのBMI指標では25ちょっと(小太り)が一番長生きだという調査結果があるらしい。 老人の脳の写真を見ると前頭葉から萎縮することがわかっている。前頭葉は感情・意欲・創造性を担っており人間らしい部分であり、ここを活発化させることが「感情の老化を防ぐ」ことになる。東北大学川島隆太教授の「脳トレ」は前頭葉の血流を増加させる働きがあるが、さらにルーチンワークではなく波瀾万丈のワクワクするような場面に遭遇するとより活発に前頭葉が働き出す。人間は他の動物に比べて前頭葉が発達しており、前頭葉を使うことが人間らしい振る舞いそのものとも言える。感情の老化を防ぐために外見の老化を避けることも有効だ。
18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
予想外に面白い本,
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レビュー対象商品: 「がまん」するから老化する (PHP新書) (新書)
ちょっと面白そうだったので買って読んでみました。世間で言われているのとは異なる”老化しない方法”がいくつも書いてあり興味深かったです。 例えばメタボリックシンドロームはそれほど気にする必要はなく、むしろ小太りのほうが長生きできるとか 日本人は肉をもっと食べた方が健康によいとか、女性は十代のうちはダイエットに励むのは逆効果とか 世間の常識と逆の事が書いてあるので目から鱗が落ちるような新鮮な驚きを感じました。また記述に説得力を感じられました。 一番驚いたのがED治療薬のバイアグラの効果の中には「血管を若返らせる効果」もあるそうです。 あてにならない健康食品よりバイアグラを飲む方が良いらしいのですが薬価が高いので継続的に飲むのは難しいと書いてありました。 この本はアンチエイジングに興味のある方にはお勧めの本です。読んでいて元気な気分になれるかもしれません。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
磯野波平と島耕作,
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レビュー対象商品: 「がまん」するから老化する (PHP新書) (新書)
アンチエイジングの本。老化については科学的に諸説あり完全にわかっていないことを認めた上で、高齢者向けの精神家医としての経験を交えながら、様々な角度からの検証と考察を行って著者の意見を述べている。ここ約半世紀で日本人の平均寿命は伸び、個人差はあるものの総じて以前と同じ年齢でもより若く見えるようになっている。磯野波平は54歳で磯野フネは48歳と聞くと現代人は少し驚く。しかし、ひと昔前の感覚だと、今の島耕作や郷ひろみや吉永小百合の方が年齢に比べてかなり若いのだ。同じ齢の西洋人と比べても、日本人の高齢者の方がおおむね若く見える。実際、多くのデータもこれを支持しているという。 寿命が延びたことは医療の進歩が大きいが、同じ年齢の人が若く元気に見えるようになったのは医療の進歩だけが理由ではない。そして、日本古来の食事に西洋の食文化が加わった現代日本の食事環境は栄養面で理想的状態にあることを説明し、伝統食への回避や素食を励行する説に対しては、強い疑問を呈している。 コレステロールの健康への是非は必ずしもよくわかっていない、少し太り目の方が長生きする、急激なダイエットはそれによって生じる栄養不足の方が問題であるとしている。また、精神の老化が先に始まるとして、いろいろなことを我慢せずに好奇心を保ち、可能な範囲で精力的に活き活きと生きることが肉体面にもプラスの効果をもたらすと述べている。 クロード・ショーシャ博士の学説を紹介しているところもある。臓器の活動に合わせてサイクルを作って1回の食事量を減らすことで体の負担を抑える代わりに栄養の摂取回数を増やして内訳も工夫する、いろいろなものを食べるべきだがアレルギー反応のあるものについては避けるようにする、脂肪摂取にあまり神経質になる必要は無いが酸化したものは避けるといったアドバイスをしている。 専門的な解説も交えているが、全体的にわかりやすい仕上がりになっている。この著者が自分はそれで健康だからというのが根拠になっているところも散見されるが、全体的にいろいろな説を客観的にバランスよく検証して書かれてあるという点で、アンチエイジングに関心のある方にとっては読んで損の無い内容になっている。
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