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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
少し難しいですが、名著です。,
By シー・ズー (2丁目) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「かなしみ」の哲学―日本精神史の源をさぐる (NHKブックス) (単行本)
なぜ日本の歌や童話や名作と言われる文学や演劇などには、死や別れ、失恋など「かなしみ」をテーマ・題材にしたものが多いのか、それを、広く深く引用しながら論じた書です。「かなしみ」は、かぎりある人間がそれを通じて限りないものへとつながることができる積極的な価値ある体験であり感情であり、それを表現した歌や名作は人間が生きていくうえで必要不可欠なものだ、というのが本書の結論です。ただ、「あとがき」で筆者は、まだ考えを深めていく余地があることを語っていて、謙虚な姿勢にも好感が持てます。素朴な疑問から広く学んで考えを深めて言葉にしていく、文科系「学問」の真髄を見る思いがしました。
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