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「お金」崩壊 (集英社新書 437A)
 
 

「お金」崩壊 (集英社新書 437A) [新書]

青木 秀和
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

私たちの大切な貯蓄は「金融経済」に飲み込まれる。私たちの貴重な資源は「公的債務」に食い尽くされる。お金は本当に値打があるのか? お金とは、何かを購入するための「手段」だった。ところが、いつの間にか、お金自体が「商品」として扱われるようになってしまった。社会でモノやサービスを購入するお金と、バーチャルな金融市場を行き交うお金とが乖離してしまったのである。私たちの社会は、そんなお金の暴走に翻弄されている。「お金とは何なのか?」という根源的な問いかけから出発し、財政赤字、年金制度、グローバリズム、エネルギー問題など様々な論点に迫る、まったく新しい経済論=社会論の誕生。

内容(「BOOK」データベースより)

お金とは、何かを購入するための「手段」だった。ところが、いつの間にか、お金自体が「商品」として扱われるようになってしまった。社会でモノやサービスを購入するお金と、バーチャルな金融市場を行き交うお金とが乖離してしまったのである。私たちの社会は、そんなお金の暴走に翻弄されている。「お金とは何なのか?」という根源的な問いかけから出発し、財政赤字、年金制度、グローバリズム、エネルギー問題など様々な論点に迫る、まったく新しい経済論=社会論の誕生。

登録情報

  • 新書: 237ページ
  • 出版社: 集英社 (2008/4/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087204375
  • ISBN-13: 978-4087204377
  • 発売日: 2008/4/17
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 343,288位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 お金の秘密に迫る数少ない良書, 2008/10/18
レビュー対象商品: 「お金」崩壊 (集英社新書 437A) (新書)
第1章では日本の財政の仕組みに触れている。これは経済学部の学生や、特に興味ある人向け。
第2章では幕末・明治・戦後の日本と借金の関係に触れている。歴史の授業でもこのようにお金の問題に触れるべきであろう。負債無くして当時の政治情勢を語る事はできないはずなので。
第3章では中央銀行システムに触れている。これが本書で最も重要な部分であり、全ての人が読むべきだ。
決定的なのはp.131「通常の債券は、債券を発行する側(債務者、社債の場合はその会社)が利子を負担する。これに対して、中央銀行券は債券を発行する側(中央銀行)が利子を得ることができるのだ。」
この章では銀行券のルーツにも触れている。当該箇所を読むためだけに、この本を買う価値があるだろう。
第4章では代替エネルギーに触れており、またp.208ではシルビオ・ベゼルの「劣化する通貨」のアイデアを取り上げている。
このジャンルの関連書籍としては「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」「円の支配者」「不景気が終わらない本当の理由」などが参考になる。

目次
第1章 空洞化する貯蓄
第2章 なぜ公の債務は増え続けるのか?
第3章 お金の本質
第4章 お金を<冗談>にしないために

引用文献が全て記されている点も好感が持てる
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 漠然とした不安 その不安を少し形にできる・・・ か?, 2008/7/6
レビュー対象商品: 「お金」崩壊 (集英社新書 437A) (新書)
軽い気持ちで読み始めた。でも、重い本だった。
私たちの貯蓄が金融経済と公的債務によって危険にさらされていることが、まず重いテーマであった。国債を「借金証文」とする、本質を突いた記述に目から鱗が落ちた。でも、さらにその議論は進む。
通貨の兌換制の放棄と負債の増大、化石燃料への依存と枯渇、資金循環と資源循環との矛盾。
様々な問題に飛びながら、「貨幣」の意味がどのように変わりそれがどのような問題を生んできたかを記述する。
かなりマクロな話の展開の中で、今日的な話題と普遍的な話題が論じられている。
最後には、エンデやゴアまで登場している。 一見複雑そうに見えて、漠然とした「貨幣不振」を抱いている人にとっては興味を持って読めるのではないだろうか。
ただ、基本がマクロ的な話が多いので、「じゃあ私はどうするの?」と思ったときに、何か結局残っている不安がある。そこが引っかかる。 まあそう思わせるところがこの著者の筆力なのだろう。
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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 資本主義の限界, 2008/4/29
レビュー対象商品: 「お金」崩壊 (集英社新書 437A) (新書)
まず初めに言っておくと、この本は「資産をどう運用すべきか」とか「経済政策はどうあるべきか」といった内容の本ではない。もっと大くくりで長期的な命題、「資本主義の逃れようの無い限界」とでも言おうか。ともかくそういった本である。

といって、けして本書が荒唐無稽と言うわけではない。一言でいえば資本主義は必ず実体経済と乖離して膨張し、それ自体崩壊の芽を含みつつ、資源の再現の無い浪費をともなっていずれ行き詰まるというもの。現在の金融システム分析や「ドル=石油本位制」の定義は結構鋭い。

ではどうあるべきか。これは筆者はもちろん、誰にもわからないテーマかもしれない。その中の一つのモデルとして、筆者の言う“江戸モデル”はありえる話だとは思う。
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