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「うつは長引くから、焦って治そうとせずに、
うつと付き合うぐらいのつもりで、じっくり取り組んだほうがいい」
と本書は主張します。
もちろん、当事者にしてみれば
「どうやって付き合うんだよ!」「さっさと治したい!」
と思うでしょう。その気持ちは、よくわかります。
しかし、焦ると深みにはまります。
*
世の中「ポジティブ思考」ばかりです。
しかし、弱いのがダメなのでしょうか。
「私は弱い。だからダメなんだ」では、つらくなるだけです。
「弱いかもしれないけど、それなりにいいところもある」
----そんなふうに自分を許して認めてやれば、気持ちもラクになります。
そしてそれができたら、うつになりやすい生活や考え方を、
少しずつ変えていくのです。
それには、少しの頑張りが必要です。
何もしないで薬だけ飲むのは、エンジンを空吹かししているようなものです。
ストレスを上手に処理しないまま薬を飲んでも、
効かないだけでなく、薬はどんどん増えていって身体をこわします。
布団に潜り込んでいたい気持ちを抑えて、努力してみる----
「うつ脱出」は、そんなところから始まります。
頑張りすぎはよくありません。しかし......
うつの薬は「休養」ですが、ひたすら休めばいい、
というものでもないのです。
少し回復してきたとき、
「まあ、ちょっとだけ努力してみるか......」と思うのと、
布団の中に潜り込むのとでは、天と地ほどの差があります。
何もしないで医者がうつを治してくれる、ということは、まずないのです。
魔法のように治ってしまう薬も、ありません。
ほんの小さな工夫と、無理のない程度の頑張りが
うつを治していくかもしれません......。
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ゆっくり……だけど少しがんばってみようか・・・,
By
Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: 「うつ」は少しだけがんばって治す。 (単行本)
著者はこの本で強く「頑張れ」とは言っていない。しかし、考え方を変える努力や、生活習慣を整える努力をしないで 薬だけ飲んで休んでいるのでは、治るものも治らない、と言う。 文脈的に「頑張れ」ではあるのだが、「不快感」はない。どこか励まされる一冊である。 うつのいちばんの薬は「休養」だろう。しかし、何もしないでただ休んでいればいいかというと、そうでもない。 あまり休んでばかりだと、仕事の勘も鈍る。体力だって衰える。 それに、何もしないでいると余計なことを考えてしまう。 薬だって増えかねない……。 この本では、「ゆっくり焦らずに」ということを踏まえながら、 なるべく早くうつや落ち込みから抜け出す方法だけでなく、 具体的な「付き合い方」についても踏み込んでいる。 キーワードは、「少し良くなったら、ちょっとだけ頑張ってみる」である。 うつになるとどうしてもダラダラしてしまうだけに、 実はこの「少し頑張る」ということは、 とても大切なのではないかと思う。無理のない程度に・・。 もちろん「チカラ加減」は難しいが、考え方を変えるという意味でも、 「頑張りすぎないで、少し頑張る」という考えには、共感できた。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
意表を突いたタイトルだが,中身は誠実……,
By ジェッター (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「うつ」は少しだけがんばって治す。 (単行本)
「うつ」の人に「頑張れ」と言ってはいけない。これ、もう定説になっています。 たしかに、どうしようもなくつらくて仕事も家事も手につかない というような状態なら「とにかく休めよ」となるだろう。。。。 けれども、ちょっと頑張ってくれたら普通の仕事ができるのに…… というレベルの人も、結構いるものです。 著者は軽いうつの人、軽いうつが長引いている人に、 このメッセージを出しています。 やっぱりうつ患者も、克服のために努力はしなきゃいかんなあ、 そう思わせる1冊。 だってつらいからと休んで薬ばかりのんでいたら、 薬物中毒です……。 立ち位置としては、「認知療法」寄りの本です。良書。 希望を持たせてくれる本でもあります。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自分を受け入れるところからそれは始まる,
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レビュー対象商品: 「うつ」は少しだけがんばって治す。 (単行本)
そのままの自分を受け入れるところから、回復が始まる。弱くて、落ち込んで、頑張れないのも自分。 少し気が楽になって、笑ったりするのも自分。 お医者様から薬をもらって使ってみるのも自分。 自分が許せないのも自分。 自分がどんな状態であろうと、自分であることに変わりはない。 そういう自分でいいじゃない、と自分を受け入れ、 少しの努力をしてみたらと、著者は勧める。 うつに限らず、どんな病気でも、 かかってしまえば、上手に病気と付き合っていく努力を・・・。 治らなくたっていいとまでは言わなくても、 上手にうつと付き合う事ができれば、 少しはいい方向にすすめると、この本は提案する。 身近にうつの人がいたら、 ただ話をきいて、寄り添うだけでいい。 誰でもがうつになる要素を持っているが、 うつの中に埋没してしまわないで、 やっぱり少しは頑張りましょう。 自分だからこそ出来ること。
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