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メタローグ
「粋なお方」とは、今日風に言えば、さしずめ「クールなやつ」のことである。しかし、こんな風俗めいた言葉を、それまでの日本の哲学がまともに取り上げることは、およそ考えられなかった。日本では、「善の研究」(西田幾多郎)をはじめ「人生いかに生きるべきか」の問いに向き合った哲学が王道だったからだ。だが、「(いきの表現は)うすものを身に纏うことである」といった言葉が平気で飛び出す本書の面白さは、まさに無類である。「いき」の特性は、異性に対する「媚態」であり、江戸者の「意気地」であり、執着のない「諦め」である。畳みかけるような分析の切れも、書名同様、垢抜けしている。(宮川匡司)『ことし読む本いち押しガイド2... 続きを読む |
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