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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
サラリーマンにこそ読んでもらいたい一冊,
By 何でも屋 "何でも屋" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 〈起業〉という幻想 ─ アメリカン・ドリームの現実 (単行本)
本著は主観で語られがちな起業をデータだけで語ろうというコンセプトの本で、内容がこゆい。正直、本著を読む前は気がかりがあった。この本を読んで私は元気になるのかな?という危惧であった。日々の仕事で疲れていることもあり、起業の実態は失敗ばかりでダメダメだ、みたいなデータだったら嫌だなーと思っていた。しかし、本著はいい意味で私の予感を裏切ってくれた。そして、入社数年の私に元気をくれた。本著は起業を目指す人はもちろん、私のようなまったり系の人にも元気をくれる良著である。なぜなら、私たちはどういう状況に生きているのかを教えてくれるから。 以下、私のような若手社員に関係がありそうなところをピックアップ。 1)先進国ほど起業しない 2)起業で成功確率が高いのは若手ではなく中堅 3)起業家は案外幸せだ 1)起業が多い国は、GDPへの第一次産業の比率が高い国である。先進国になればなるほど、企業の福利厚生がよくなり、就職する人が増える。 2)起業の成功確率が高いのは中堅。なぜなら、ビジネススキルを持ち、体力もまだあるから。若い内はビジネスについてよくわからないまま起業するので成功確率が低くなる。 「なるほど確かにと思う。入社し、私は今社会人スキルを向上させているが、学生時代のまま起業したら・・・・と考えると確かに怖い」 3)仕事の幸福度に関するデータがある。データによれば、人は他人のために働くより、自分のために働いた方が幸せを感じやすい。自分のために働いた方が、他人のために働くより2.5倍幸せを感じやすい。給料で換算すれば、起業家で500万稼げば、サラリーマンで1250万稼ぐのと同じ幸福を味わえる。サラリーマンで1000万を超えるなんて、一部の大企業や外資系を外せば、役員クラスの給料である。役員まであがることの困難を考えれば、起業してそこそこ頑張った方が賢い。 要は、若い時は企業でみっちりビジネススキルを鍛え、その後、自分の道に進むってのは正解かもしれない。 というように、本著は普通のサラリーマンにもいろいろ考えさせる、そして勇気をくれる良著だと思う。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「起業という幻想:起業家、投資家、および政策立案者が信じ込んでいる金のかかる神話」,
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レビュー対象商品: 〈起業〉という幻想 ─ アメリカン・ドリームの現実 (単行本)
原題は『The Illusions of Entrepreneurship: The Costly Myths That Entrepreneurs,Investors,and Policy Makers Live 』 「起業という幻想:起業家、投資家、および政策立案者が信じ込んでいる金のかかる神話」 というのが拙訳である。 大失業時代の今、まだ何もやっていないから、可能性や夢を持って居るは若者にとっては 起業は光り輝く、目標である。 「しかし、待て」と著者は言う。 今アメリカでは、起業してしかも成功するというアメリカンドリームはかなえら得ないケースが多い。 豊富なデータをあげて、起業の大変さ過酷さを描く。 しかし本書は起業を思いとどまらせようとして書かれた本ではない。 起業する前に何を考えるかを示唆する本である。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
データを駆使してアメリカにおける<起業>の実態を分析,
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レビュー対象商品: 〈起業〉という幻想 ─ アメリカン・ドリームの現実 (単行本)
日本では、ここ20年ほど、中小企業の開業率が漸減の傾向にあり、一方、廃業率は漸増の傾向にある(中小企業白書)。本書によれば、このような傾向はアメリカ(および先進諸国)に共通のようだ。つまり、若者を含む<起業家候補者>の「保守化」の傾向は、日本だけでなく、意外なことにアメリカでも同様らしい。本書は、各種統計データを駆使して、アメリカにおける<起業>の実態を解明している。その結果、漠然としていた「アメリカン・ドリーム」の厳しい実態が明らかにされている。本書は、<起業>の成功率がなぜ低いのか、ということを多角的に分析し、「甘い幻想」を打ち砕いてしまう。<起業>を考えている人が事前に本書を読むことで、自分のビジネスモデルを点検、強化するのに役立ちそうである。ただ、統計データだけでなく、成功あるいは失敗した<企業家>へのインタビューやアンケート調査があれば、もっと良かった。 本書は、アメリカの実態の分析であるので、日本とは異なる可能性がある。しかし、<起業>の成功・失敗の原因については、日本でも当てはまる点も多いと思われる。日本でも、日本のデータを用いて、本書のような分析研究が行われることを期待したい。
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