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54 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
よく知ってる映画なのに、隠された謎がこんなにあった,
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レビュー対象商品: 〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション) (単行本)
本書が取り上げる作品は以下の8本。クローネンバーグ「ビデオドローム」、ジョー・ダンテ「グレムリン」、キャメロン「ターミネーター」、テリー・ギリアム「未来世紀ブラジル」、ストーン「プラトーン」、リンチ「ブルーベルベット」、バーホーベン「ロボコップ」、そしてリドリー・スコット「ブレードランナー」。いずれも映画好きの男性にはこたえられないセレクションです。 前作『〈映画の見方〉がわかる本』がキューブリックやコッポラ、スコセッシといった歴史上の巨匠になりつつある人々の作品を取り上げていたのと対照的に、本作は読者である自分が少しはものを考えるようになった頃リアルタイムで体験した作品が主なので、より親しみがもてます。そして、著者がどれくらい鋭くこれらの作品を見て解剖しているかが、よりわかる。本書は海外でしか知られていない文献をソースにしているのかと思いきや、どうもDVDのコメンタリなど私たちも目にすることができる資料を元にしていることが多いようです。それなのに、これほど鮮やかに作品の内面に切り込むことができる、著者の力量に感嘆を禁じ得ません。 あまり知られていない作品を持ってきて「カルト」と紹介する手法がよくありますが、著者がやってるのは正反対で、誰もが知ってる作品を誰もやらなかった方法で切っている、そこがすごい。この人が書くものが私は好きです。本書ではとくに「プラトーン」について書いた部分が大好きです。イラク戦争の影が私たちに覆いかかっている今、ヒリヒリとリアルに見ることができる映画だから。著者が本書で取り上げた作品はそれぞれ「いま」的な意味がたっぷりある作品ばかりです。文句なし、大満足の一冊。
33 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
映画論というのはこういうのを指すのかな,
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レビュー対象商品: 〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション) (単行本)
「ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判」等で映画に関する博覧強記ぶりを見せてくれた著者の最新刊。70年代、アメリカ映画はひりつくような現実世界を観客にするどく突きつけてみせる表現手段でした。しかし80年代にはレーガン保守政権が登場。それと軌を一にしてハリウッドは無邪気な夢工場へと回帰します。まさにその時代にメインストリームからは弾き出された映画作家たち8人を取り上げ、80年代を象徴するそれぞれの代表作を腑分けし、時代と対峙した彼らの作家性を提示してみせるのが本書です。 取り上げられているのは: クローネンバーグ「ビデオドローム」 ダンテ「グレムリン」 キャメロン「ターミネーター」 ギリアム「未来世紀ブラジル」 ストーン「プラトーン」 リンチ「ブルーベルベット」 ヴァーホーヴェン「ロボコップ」 スコット「ブレードランナー」 本書「ブレードランナーの未来世紀」は単なる映画感想文集の類いではありません。トリビアの寄せ集めでも、製作秘話集でもありません。監督への直接インタビューによる高い一次情報と豊富な知識に裏打ちされた深い洞察の書といえます。 取り上げられた映画作家たちがつきつけるのは保守時代のうさん臭さです。80年代アメリカを彩るのは敬虔な信仰心、中絶や離婚を受け入れない家族主義、そして反共産主義。これらに基づく時代に敢然と矢を放つ彼らの描く世界は、どれも悪夢と幻想に彩られたものばかり。アウトサイダーとして同時代人に受け入れられることはなかなか叶わない場合も珍しくありません。 私自身20代を無自覚に送ったあの80代。本書が取り上げる映画のいくつかには当時から抑えがたい興奮を覚えたものもあれば、いまもって受け入れがたい気分をぬぐえない作品もあります。しかし本書によってあの時代の一側面を「読み直す」作業は大変有意義で、知的興奮を得られる体験でした。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
目からウロコの町山節。見たい映画が増えました,
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レビュー対象商品: 〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション) (単行本)
映画館もあまりいったことないし、この本にのっている映画も、本を読んでから初めてみました。 そんな私でも、町山さんから繰り出される怒涛の知識と裏話に、 映画に興味をもてました。 映画ってよくわからないものだなー頭いい人がつくるからかなーなんて のんきに思ってた考えを改めました。 知れば映画はもっとおもしろい。 監督の人生が反映されたってことがわかるとさらに。 もっと映画を見てみようと思いました。
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