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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これはとても苦いお話です。,
By Eclipse (岩手県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫) (文庫)
“謎の美少女作家”だった井上心葉(このは・♂)と、自称“本を食べちゃう程すべての物語を深く愛している「文学少女」”の天野遠子をメインに、文学作品を彷彿とさせる事件を描いた作品の第2巻です。ある日文芸部設置のポストに謎の紙片が入っていた事から、「私はもう死んでいるの」と語る少女・蛍と遠子のバックアップとして活躍する姫倉麻貴の二人を中心に「嵐が丘」の様な事件が展開されて行きます。 これは、荒れ狂う嵐のような激しい「愛情」と表裏一体の「憎しみ」、そして「後悔」に彩られた悲しい物語です。 「失われた時間は新たに歩んで取り返せる」と語り事件の全容を“想像した”遠子先輩。 「時間がない、戻すことも取り返すことも出来ない」事に気付いてしまった心葉。 激しい感情を剥き出しにして、想いを告白する蛍。 すべてを知った上で、記録し物語を紡ごうとした麻貴。 この一連のシーンは非常に衝撃を受けます。 そしてすべてが終わった後のラストシーン。事件の発端となった紙片を味わう遠子先輩が一番印象的。恐怖、悲しみ、切なさ、希望、愛が綴られた紙片がどんな味だったのかは書かれておりませんが、最後の挿絵がすべてを物語っています。 一読の価値がある、とても熱くて苦いお話です。
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
“飢え渇く幽霊”に捧ぐ鎮魂歌,
By
レビュー対象商品: ”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫) (文庫)
(文学少女〉シリーズ2作目。今回、文学少女の前に現れるのは満たされることのない想いを 抱え、運命の袋小路に追い込まれる“飢え渇く幽霊”達です。 とにかく「どろどろ」。 一歩間違えば喜劇になりそうな、暗い情念の 交錯を描くメロドラマ的悲劇が展開されます。 読者としては遠子や心葉と同じく、嵐のように吹きすさぶ 人の愛憎の激しさに翻弄されるしかないのかもしれません。 さて、本巻では遠子が居候する家の息子・櫻井流人が初登場。 一見軟派で、特殊な恋愛観を持つ真正プレイボーイですが、 実は男気もある奴。しかし、それが裏目に出てしまい……。 レギュラーでは、学園理事長の孫・姫倉麻貴がいよいよ本領発揮。 今回は、かなり重要な役割を担います。 もう一人のレギュラー“ツンデレ少女”琴吹ななせは、……。 次巻以降、彼女が報われる話を期待します。 (いや、マジで)
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
深い…,
By タマ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫) (文庫)
深くて、重くて、心に浸みます。普通の恋愛小説やラノベ、ミステリものとは一線を超えた、世界があると思った。一巻もそうでしたが…稀に見る良作シリーズです。ラノベと思って侮るなかれです。 気持ちに響いて、刻まれる。何気ない、ささやかな幸せを願わずにはいられません。
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