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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
社会学者に書いて欲しかった。,
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レビュー対象商品: “雅子さま”はあなたと一緒に泣いている (ちくま文庫) (文庫)
エピローグにあるとおり、「雅子さまをあくまでひとつの手がかりとして現代の女性たちが直面している問題について考えるために書かれた」本。正直、あえて雅子さまのケースを引き合いに出す必要があったのかな・・・と感じた。また、この内容はできれば精神科医が書くよりも、社会学者に書いて欲しかった。というわけで、女性と仕事・結婚についての内容ではなく、雅子さまのケースについて触れたところについてのみ感想をいくつか。第一章「仕事と恋愛 古くて新しい対立」の「3 女どうしの友情はまぼろしか」の59ページからの「雅子さまと紀宮の関係」の文章。お二人の距離感が最初とは少しずつ変わっていったのではないか、と香山先生は言うのだが、お立場上、初めからお二人の関係は「友情」ではないだろう。この章で引き合いに出すのはどうだろう。2005年の新年の一般参賀で、雅子さまが隣にいた紀宮様にしきりに話しかけていたのは自分も記憶している。それに対して紀宮様は「小さくうなづいたり短い返答をしたりしているだけのようだった(本文より引用)。」。それも記憶している。それを香山先生は、紀宮様が婉曲に示した距離感ではないか、と言う。あの時、確かに雅子さまは極度の緊張からしきりに紀宮様に話しかけていた。しかし自分が見た限りでは、紀宮様は「今は一般参賀に来てくれている国民に顔を向け、手を振って応えるのが優先」と言う意味をこめてそう(小さくうなづいたり短い返答を)していたように見えた。お二人の距離感とか不仲とか、そういった感じではなかったように感じた。 もうひとつ、同じ第一章「仕事と恋愛 古くて新しい対立」の中の68ページから73ページに出てくる「大学時代からの親友」のKさんについて。この方については、自分もいつも「本当に親友なのだろうか。それならなぜ、興味本位の雑誌に雅子さまの不利になるようなことを暴露するのか」と気になっていた。このKさん、果たして雅子さまの了解を取っているのだろうか。「友だちとしての発言なのか?」という香山先生の疑問に、自分も同意する。 第二章「結婚 取り組むべき三つの課題」の中の108ページから始まる「雅子さまの姑問題」。これについては外からは見えないので何とも言えないのだが、天皇・皇后両陛下のコメントから推測すると、やはり東宮ご夫妻との距離が非常に遠いようだ。雅子さまの体調不良と時を同じくして足が遠のいているとのことだが、せめて皇太子様が愛子様を連れて両陛下を時々訪問することはできないものか。皇太子様は確かに全力で雅子さまをお守りしていると思う。しかし、それであれば、天皇・皇后両陛下との関係を密に保つのも、雅子さまの心の負担軽減になるのではないか。第三者が勝手にもの申すのもなんだが、そのあたりが気になる昨今だ。 他にも触れるべき点はあったかもしれないが、とりあえず目についた部分についてコメントした。読み応えはある本だった。
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