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5つ星のうち 4.0
つづきに期待がふくらむ2作目,
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レビュー対象商品: “本の姫”は謳う〈2〉 (C・NOVELSファンタジア) (新書)
シリーズ(全4巻予定)の2作目になります.ふたつの物語が交互に,そして並行する流れは1作目と同じですが, いくつかの共通するキーワードなど,『繋がり』らしきものが見え, 物語全体も,少しずつではありますが見えてきたように感じられます. 特に,1作目ではやや取っつきにくいところがあった片方のパートが, 場面や物語がいろいろと動いたぶん,だいぶ読みやすくなった印象で, 主人公の変わっていく様子や新たな決意に,次作への興味が惹かれます. またもう片方のパートも,こちら側の主人公の過去が明らかにされ, それとの対峙や決別があるものの,肝心の部分はまだ伏せられており, まわりの人物らも含めて,こちらもつづきが大いに気になるところです. また,著者があとがきで気にしていた(?)本作の『おわり方』にしても, その『最後の場面』を印象づけ,余韻を引いていてよかったように思います. ただ,最後の章はページの都合なのか,急ぎ足になってしまったのが残念で, 冒険や途中での謎解き,ピンチの場面はもう少し落ちついて読みたかったです. とはいえ,消化不良の感があった1作目に比べるとたいぶスッキリしており, 残された謎やふたつの物語の接点など,これからに期待がふくらむ内容です.
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
物語が動き出す,
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レビュー対象商品: “本の姫”は謳う〈2〉 (C・NOVELSファンタジア) (新書)
「あいつはやめておいた方がいい」アンガスの帰りを待つセラに、エイドリアンは彼の過去について話し始める。どうして文字(スペル)を集めているのかも明らかに。 「俺は……生きているのか?」 楽園から身を投げた「俺」は地上で生活を始める。ついに手に入れた自由。そして歌姫との出会い。幸せな日々が始まるが―― 二巻です。二つの視点(世界)が交互に描かれるのは一巻と同じですが、一巻に比べて読みやすくなっています。二種類の話に繋がりが見えてきたことと、世界観の説明(特にアンガスの過去)があったことが大きかったと思います。まだ多くの謎が残っていますが、様々な用語や単語がさすものを理解できて漸くこの物語の世界にはいることが出来ました。 しかし、この世界の濃密さ……作中で出てくるアンガスの知識や民族の描写がすごいです。登場人物もそれなりに多く、またこの世界の地名が沢山出てくるので、読んでいる間は何度も登場人物紹介と大陸地図を確認するようになると思います。一通り入るとすごく楽しめますが、読むのに身構えてしまいました。暇つぶしにパラパラ読というより、じっくりと読んで味わって読むタイプの本です。 アンガスやセラの過去が明かされたので、次は今回あまり目立たなかった「姫」についてかなと期待。この巻で文字(スペル)が結構集まったように思えますし。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
全4巻刊行されってからじっくり読むべし,
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レビュー対象商品: “本の姫”は謳う〈2〉 (C・NOVELSファンタジア) (新書)
1作目と同じく2つの世界が交互に入れ替わる。平行だった線が波となり交わり始めた。 スペル(文字)を通して幾多もの思想が綴られている。 その中でもアンガスの右目に宿るスペルは物語の思想的根幹を形成している。 残念なのは、少し急ぎ過ぎていてるのこと、良いところで終わってしまったこと、続編がまだ刊行されていないこと! 全4巻、揃ってから読むことをお奨めします。
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