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“朝鮮”表象の文化誌―近代日本と他者をめぐる知の植民地化
 
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“朝鮮”表象の文化誌―近代日本と他者をめぐる知の植民地化 [単行本]

中根 隆行
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

◆「差別」を通じて形成された〈日本人〉とは?◆
文化的先進国であった朝鮮を、日本人はいつから、どのようにして「差別」するようになったのでしょうか。このような問題意識から本書は、〈朝鮮〉という記号に人びとが思い浮かべるイメージの変遷を、日露戦争以来の、日本人の朝鮮を題材にした小説や紀行文などの文学作品にさぐります。また逆に、日韓併合期の朝鮮人による日本語で書かれた文学を通して、日本文学における「他者性」の問題を逆照射します。差別を善悪の問題として論じるのではなく、その過程を冷静にたどることで、〈朝鮮〉像の形成が日本人の自己成型の問題であることを明らかにします。真にポスト・コロニアルな問題意識に貫かれた気鋭の力作です。著者は現在、韓国ハンバット大学校日本語科客員教授。


内容(「BOOK」データベースより)

朝鮮の差別的イメージはどのようにしてつくられたか。従軍文士、殖民事業、朝鮮人日本語作家、在日コリアン文学など、主に「文学」の視点から差別化の過程を丹念にたどり、“朝鮮”像の形成が近代日本人の自己成型の問題であったことを明らかにする、気鋭の力作論考。

内容(「MARC」データベースより)

朝鮮の差別的イメージはどのようにしてつくられたか。主に「文学」の視点から差別化の過程を丹念にたどり、「朝鮮」像の形成が近代日本人の自己成型の問題であったことを明らかにする。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中根 隆行
1967年、三重県生まれ。1994年、早稲田大学第二文学部卒業。2001年、筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科修了、博士(文学)取得。韓国教員大学校総合教育研修院中等教員養成所専任講師を経て、現在、韓国国立ハンバット大学校日本語科客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

抜粋

本書はその文化的記憶の生成と伝播を〈朝鮮〉表象の文化誌として叙述する。それは、日本人が〈朝鮮〉という記号に自らの心性を投影した裏目の自画像であり、日本近代の〈他者〉をめぐるイデオロギー闘争の場所である。そこには、明治日本による西洋知的の模倣・応用という古典的問題がまず横たわり、青年文士や殖民青年の越境譚が連結する。リアリズムという文学概念が植民地主義の論理をゆるがせ、農本主義者のコスモポリタニズムという相矛盾する思想が交錯する。もとより、この場所を占有したのは日本人だけではない。すでに触れたように、朝鮮人作家の日本語文学の誕生は、それまでの朝鮮像や総督府政治への意義申立ての契機であり、この国の文壇を多文化主義へと導く起爆剤になった。
〈朝鮮〉という記号をめぐって繰り広げられた知的営為や人とモノの異動。そのような日本近代の文化闘争のプロセスの一端を明らかにしてみたい。(「序章 〈朝鮮〉をめぐる文化的記憶」より)


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