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“朝鮮”表象の文化誌―近代日本と他者をめぐる知の植民地化
 
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“朝鮮”表象の文化誌―近代日本と他者をめぐる知の植民地化 [単行本]

中根 隆行
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,885 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

◆「差別」を通じて形成された〈日本人〉とは?◆
文化的先進国であった朝鮮を、日本人はいつから、どのようにして「差別」するようになったのでしょうか。このような問題意識から本書は、〈朝鮮〉という記号に人びとが思い浮かべるイメージの変遷を、日露戦争以来の、日本人の朝鮮を題材にした小説や紀行文などの文学作品にさぐります。また逆に、日韓併合期の朝鮮人による日本語で書かれた文学を通して、日本文学における「他者性」の問題を逆照射します。差別を善悪の問題として論じるのではなく、その過程を冷静にたどることで、〈朝鮮〉像の形成が日本人の自己成型の問題であることを明らかにします。真にポスト・コロニアルな問題意識に貫かれた気鋭の力作です。著者は現在、韓国ハンバット大学校日本語科客員教授。


内容(「BOOK」データベースより)

朝鮮の差別的イメージはどのようにしてつくられたか。従軍文士、殖民事業、朝鮮人日本語作家、在日コリアン文学など、主に「文学」の視点から差別化の過程を丹念にたどり、“朝鮮”像の形成が近代日本人の自己成型の問題であったことを明らかにする、気鋭の力作論考。

登録情報

  • 単行本: 396ページ
  • 出版社: 新曜社 (2004/04)
  • ISBN-10: 4788508974
  • ISBN-13: 978-4788508972
  • 発売日: 2004/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 366,344位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 日韓植民地研究の真摯な文学アプローチの一系, 2005/8/30
レビュー対象商品: “朝鮮”表象の文化誌―近代日本と他者をめぐる知の植民地化 (単行本)
 近年、「なんちゃって」歴史学者、「なんちゃって」社会学者らの書く、「なんちゃって」日韓分析書が売り上げを伸ばして、本書の著者のようなきちんとした文献分析・研究をした書などが益々隅に追いやられていく現状は実に見るにしのびないものがある。国際間の歴史研究や植民地研究を通して、我々が知らなければならないのは、「過去の事実」を通して考察される「現在の事実」ではないだろうか。その「現在の事実」もまた次の時代には「過去」となろう。つまり国際間の歴史研究とは未来永劫に続く「答えのない旅」なのかもしれない。何故なら、本書の言葉を借りれば、「表象」とは必ず自己でない他者で行われるものであるからである。他者を自在にコントロールできないのは自明である。歴史研究とはスポーツのような勝ち負けではない。国や民族のプライドを賭けて、どんなやっきになって自己主張したところで、他者から得られた積年(歴史)の「表象」を変える事はできないのである。日韓ともにそんなことに躍起になっている「なんちゃって」学者が多いのが現状である。では、一度得られた「表象」は不変であろうか。そうではない。前述の如く歴史研究は永遠に続くのである。未来に与えれる「表象」を決めうるのは、現在の「歴史」である。未来に与えれた「表象」が過去の「表象」と明らかに違う時に、そこに人間の英知を見たい。勿論「表象」のポジティブチェンジを前提である。本書は「近代」で終るが、読者としては「近代」を本書で知りつつ、「現在」「未来」まで、思いをはせたいものである。
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7 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 北朝鮮報道と距離をおきつつ, 2004/6/6
レビュー対象商品: “朝鮮”表象の文化誌―近代日本と他者をめぐる知の植民地化 (単行本)
日本人の朝鮮観を明治時代から終戦後まで追っている。日朝(韓)近代史の重要事件というと閔妃の暗殺や三一独立運動などだが、この本では日本の近代社会という視点からそれに付随する朝鮮像の変遷を丹念にたどる。ついつい想像しがちなポスコロ的批判というよりも、植民地をもった国の植民地像に対する内面形成史というべき内容。関連書とはずいぶん違う印象をもった。朝鮮移民に自然主義や農民文学の議論がリンクしたり、戦前の朝鮮人文学を「文芸復興」と絡めた多文化主義とともに論じたりする裏にあるキーワードは「地方」。新しい視点であるにも拘わらず、読んでいくとなるほどなと感じた。最近なにかと話題の北朝鮮問題。少し距離をおいて日本人の朝鮮観から考えてみるには良い一冊である。
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