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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
肉筆原稿の妙味,
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レビュー対象商品: “手”をめぐる四百字―文字は人なり、手は人生なり (単行本)
有名人の肉筆原稿は容易に見られない。本書は50人の作家を中心とした肉筆原稿コピーが集められていて、それぞれの「手」すじが分かって面白く、飽きずに眺められる。「文は人なり」と言われるがそれ以上に「文字は人なり」とも言えて、個性がよく現れる。マスの中にきちんと収める生真面目そうな人。マスの外にはみ出ることなど気にしない自由闊達な人。一字の書き損じもない几帳面な人、推敲過程をわざわざ示してくれているような人等々さまざまでそれぞれに味がある。これが活字化されたら、どれほど味気ないものになろう。これだけ揃っていれば、自分の好きな作家も交じっていて、誰でもまずそれを探すのではないだろうか。独断と偏見にすぎないだろうが、私の好みで次の3人を取り上げたい。 (1)時実新子「たばこを挟んだ指」…先鋭的現代川柳作家のシャープな切れ味はいつまでも老いを感じさせない。「手が好きでやがてすべてが好きになり」の自句から始まり、男が二本の指でたばこを挟んでいる様に身震いするほど魅惑されるという。最近はそんな光景もお目にかかれないので残念がる。 (2)永田耕衣「てのひらといふばけものや天の川」…天衣無縫、型に囚われない自由律俳人晩年の句。人間存在そのものが得体の知れないばけものであり、広大な宇宙を背景にかざすオバケの掌の絶景を描いたものと自句自解していて、あざやかな〈手さばき〉である。 (3)白川静「左右の手は神を呼ぶ」…説文解字をしてくれている。左は呪具のエをもつ手。右は祝詞を入れる器の形をもつ形。左右を上下に重ねると、尋となる。拝は美しい話に花が咲く手で抜き取る形。このように、手にまつわる語源がよく分かる。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今年最初の良書,
By K - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: “手”をめぐる四百字―文字は人なり、手は人生なり (単行本)
手をめぐる400字のエッセーが、筆者の肉筆原稿という形で掲載されている、珍しい形式による本。特に、日頃文字以外の手段で芸術作品を創っている人達、中でも染織家・志村ふくみ、彫刻家・佐藤忠良の”文章”に惹かれた。 原稿執筆がパソコン主流になる中での貴重な一冊。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
『手』を持つ奇跡,
By 会話品質管理士 "リファイン310" (千葉県中央区蘇我) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: “手”をめぐる四百字―文字は人なり、手は人生なり (単行本)
人間が存在するようになってから『手』という道具を使い物をつくり、人を喜ばせ、動物を殺し、先祖を敬う行為を発信してきた。 私が生まれる前から繰り返されてきた行為を振りかえれた。 手を通じて祈りができる。 手を使って文字がかけ、メールが打てる。 手を使って車を運転できる。 手ほど多用に便利な道具はない。 当たり前すぎて『手』に感謝せずに生きて来たことを恥じました。 手は宇宙の偉大な仏か神からのプレゼントです。 それを悪用して人を悩ませたり、殺したり、人の温かさを破壊する行為の報いは無能化です。 偉大な法則性から逸脱した人がおちる境遇に入ります。運が加速して尽きます。『手』を使える時間と期間を有効に使い、人が喜ぶ作業にアタックしたい。 最後に御世話になっている「手」にスペシャルサンクスと言わせてください。 いつもありがとう。 助かってます。これからもよろしくね。
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