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43 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
バランスの取れた良書,
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レビュー対象商品: “想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事 (単行本)
私自身も海外で長く過ごした経験があり、少なからずNPOの運営に携わったことがあるのだが、日本におけるNPOの地位の低さや向けられる視線の特殊さには常々疑問を抱いてきた。この本の中で言われている通り、NPOといえども利益目標は高く掲げるべきだし、そのためには民間企業と遜色ない経営手腕を持つ経営者が必要とされる。しかし、日本のNPOは魅力的な職場とはいえず、良い人材をひきつけることは出来ない。こういったことが悪循環になって、更にNPOの日本社会における地位向上を妨げているように思える。その悪循環のサイクルをどうやって断ち切り良循環に変換させていくのか、そしてその過程において社会全体における「助け合い」の仕組みをどう作り、実際に利用頻度の高いものとして私たちの生活に組み込んでいくか、というヒントが本書には書かれていると感じる。 著者はコンサルティング会社で企業経営のイロハをしっかり叩き込まれた人物だという。確かにこの手の専門書・研究書に比べると話の筋立てが論理的、かつフレームワークで整理されていて分かりやすく、「この概念を民間企業の仕事に置き換えるとどういうことか」という実例・つながりも見えやすい。コンサルタント特有の観察視点、ともいえなくはないが、日本のNPOに必要だったのはまさにこういった第三者の視点だったのだろうと思わせる。 難しいことを難しく述べるのは簡単だが、万人に分かりやすく説明するのは難しい。本書はそこのところの専門家と入門者、熱さと冷静さといった視点をうまく併せ持つ、バランスの取れた良書だといえる。
38 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
学生こそ読むべき。“仕事”に対する考え方が一新し,希望が持てる!,
By masa25jah (東京都豊島区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: “想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事 (単行本)
こんなにも読みやすい本に出会ったことが無い。そして読みやすいにも関わらず,内容がとても良い。私はまだ学生だが,この本と出会ったことで,将来に対する考え方が変わった。具体的には,まずはNPOに対する考え方である。元来,Non-Profitと呼ばれているが,著者はそもそも呼び方が間違っていると言う。Profitを追わずして,つまり,自分達の生活を送る基盤を形成しなければ活動ができるわけがない,という考え方だ。ただうなづくばかりである。 そのため,著者はマッキンゼー時代に培ったビジネススキルを遺憾なく発揮している。例えば,5Pというフレームワーク。Purpose,Partnering,People,Promotion,Profitの5つを,TFTにおいても同様に考え,TFTの事業を進める際の判断の基準としている。他にも身に付けていたビジネススキルが,ありとあらゆるところで効果を発揮してして,そんな著者自身の経験から,「社会起業にこそ必要なビジネススキル」と述べている。アメリカでは,マッキンゼーなどで修行を積んだら,NPOで働くんだ!という目標を持ったビジネスマンが少なくないという。 世の中のために良いことをして,それで食っていける。それを実現しているのが著者であり,実現するためには“想い”と“頭脳”が必要だと言う。 社会起業・実践ガイドというだけあって,まさに読み手をガイドしてくれた。 ちなみに,この本を購入することでも20円の寄付ができるようになっている。本を購入することで,読み手には学びの機会が渡り,途上国の子供達には給食が渡り,勉強するエネルギーとなる。まさにBook for two。 私も世界のためになることをやって,生きていきたいと思った。そして一人でも多くの人にこの本が渡って欲しいと,心から思う。 TFTの今後の発展に,願いを込めて。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
副題どおり起業・実践ガイドになってるのか?,
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レビュー対象商品: “想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事 (単行本)
達成目標、提携、組織、宣伝、成果の5Pを使い、マッキンゼー式に判断を下し、ビジネスを進めている点が、従来のボランティアの枠から事業へと変化しない他のNGOにとって見本となっているのだが、考えのベクトルを説明しているだけにしても説明不足の感がある。現地での活動報告に紙幅が裂かれていない点も不満。 但し、発想自体は感心するし、日本の参加者が自身の健康のために寄付金付食を摂るだけではなく、これを入り口として食糧危機や南北格差などについても興味を持ち何か他のムーブメントに参加するようになれば素晴らしいとも感じた。 「実践ガイド」としている以上、後に続く者が実務的に参考書として使えるものでなければと考え、少し辛い点をつけてはいるものの、社員食堂だけでなくメジャーなコンビニ、ファーストフードなど、どこの外食産業やスーパーマーケットでも参加できるように、米のようにNGOを労働条件の良い職場に発展させるためにも著者には尽力を期待する。
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