うつや不安という自分のこころの問題に打ち勝つための方法ではなく,
逆に,こころの問題はそのままに受け容れることで,うつや不安など
の問題から自由になるという方法が書かれています。
(これは“問題の形態”を変容させようとするのではなく,
“問題のもつ問題としての機能”を変容させるということのようです)
セラピーの方法としては,滝や葉っぱ,列車などのイメージを使っったり,
問題を擬人化させるなどして,一歩下がった視点から自分のこころを
観察するなどがあります。
この本には,私たちがこころの問題と付き合っていくための
沢山のヒントがありますが,一番,著者が伝えたかったことは,
こころの問題の有無に関わらず,一人ひとりが自分の価値に沿って
有意義な生活を送ることの大切さなのではと感じました。