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35 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
SFの王道,
By やぎ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫) (文庫)
技巧と知識と理屈と屁理屈を尽くしてバカなことをやるというのはSFの王道である。この世界でウルトラマンの活躍をみたいと思えば、ウルトラマンが活躍できるようにしてやるのである。『ΑΩ』は小林泰三が力業の連発で現在の日本にウルトラマンを蘇らせる力作である。なぜ巨大化するのか、なぜ3分しか戦えないのか、なぜ手から光線がでるのかなどなど、ウルトラマンを知った顔でバカにするオトナに対して、科学知識とSF的道具立てを駆使して、ウルトラマンがこの世界に存在してもいいんだというおハナシを組み立てていく。ストーリーがどうこうとか、プラズマ生命の世界とかそんなものはウルトラマンが怪獣をやっつけるためのお膳立てにすぎない。それで、目の前に現れたウルトラマンに対して「ウルトラマン、すげえ!」ってなることがこの小説を読むための前提である。しかしなあ、文庫本の解説は全くわかってまへんな。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
メイドインジャパン印、ヒーロー神話。,
By モチ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫) (文庫)
寄生するエイリアン、敵怪獣、時間制限付き変身、白銀の巨体、飛び道具必殺技。あなたはここからなにを想像されますか?私はアレです。ウ○ト○マン。想起してしまう要素を露骨に描いているので、たぶん、筆者も意識して書いているのでしょうが、この作品のすごいところは、その○ル○ラマンが現実に起きたなら、とシミュレーションしたところです。遥か彼方からやってくるエイリアンの事情、特撮のセットとは違ってちゃんと壊れていく街、消耗するヒーローの体。 ガキのころ特撮好きだった、という大人には絶対に読んで欲しい作品です。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
今までの集大成って感じ。短編のネタがいくつか入ってる。,
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レビュー対象商品: ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫) (文庫)
毎度の事ながら小林氏の大衆的な倫理観をぶっ放す内容に感嘆する。それも小林氏の作品をある程度読んでしまった私には初めによんだ「玩具修理者」のような衝撃はないものの、やはりこうまで書かれてしまうと逆に爽快である。この小難しい文章でごまかされていたがこれはよく考えると・・・、ん?宇宙人寄生モノ??しかも巨大化??しかしここまで使い古されて今やすっかり全時代的なものとされたこのテーマをよくぞここまでもっともらしく書き上げた物だと作者の力量を感じた。 最後、結局”影”の正体がいまいち中途半端で私的には納得いかなかったのと、最後の戦いみたいなのが説得力に欠けていたので★四つ。しかし読んで面白いことにはかわりはない。 私は特にこの本を読んでいて怖いとは思わなかった。(キモッ、とは思ったけど。)
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