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関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)
 
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関ヶ原〈上〉 (新潮文庫) [文庫]

司馬 遼太郎 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

東西両軍の兵力じつに十数万、日本国内における古今最大の戦闘となったこの天下分け目の決戦の起因から終結までを克明に描きながら、己れとその一族の生き方を求めて苦闘した著名な戦国諸雄の人間像を浮彫りにする壮大な歴史絵巻。秀吉の死によって傾きはじめた豊臣政権を簒奪するために家康はいかなる謀略をめぐらし、豊家安泰を守ろうとする石田三成はいかに戦ったのか。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

司馬 遼太郎
1923‐1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた’60(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。’66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。’93年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、’71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 539ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版版 (1974/06)
  • ISBN-10: 4101152128
  • ISBN-13: 978-4101152127
  • 発売日: 1974/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (42件のカスタマーレビュー)
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 不朽の名作, 2005/9/10
By glass1973jp (大阪市城東区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 関ヶ原〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
司馬遼太郎の愛読者ですが、この本は何度読んでもあきません。
舞台はご存知の天下分け目の関が原です。この作品の凄さはその歴史的事件以上に司馬遼太郎の時代背景および人物の心理面の変化の描写が非常に論理的であり、表現が細かいところです。
あくまでも時代小説ですが、本当にこの人物はいったのではないかと思わせます。それだけ司馬遼太郎の歴史に対する造詣の深さを感じさせます。
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34 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これまで読んだ司馬作品の中でも大好きな1作, 2007/1/20
レビュー対象商品: 関ヶ原〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
これまで読んだ司馬遼太郎の作品の中でも最高作では、とも思える1作です。読者は当然、この余りにも有名な戦いの結末を知っているわけですが、そこに至るまでのやり取りが積み上げられる中で、高まっていく緊張感が凄いです。まるで志望校の入学試験が、まだまだ先のこと、と思っていながら、ジワジワと近付いてくる感じです。
それまでに積み上げられていくものは、徳川家康の老獪な政略であり、石田三成と直江兼続の壮大な戦略であり、その他の諸大名も絡んだ魅力的なエピソードです。会津へ向かおうとする大谷義継のところへ三成が現れ、三成の様子から義継は・・・、こうした魅力的なエピソードが、関ヶ原の戦いへと積み上げられ、我々読者の緊張感は高まり、引き込まれていきます。
そして遂に、関ヶ原で最初の銃撃が起こり、戦いが始まる。この戦いの語りも素晴らしいです。戦いの中で負傷した島左近と三成の主従を超えたやり取り、小早川秀秋の裏切りに最後の応戦をする大谷義継・・・。私は、心情的に西軍寄りなのですが、この2つのシーンでは、通勤中の電車の中で涙が出そうになりました。
社会人として業務に忙殺される中で、忘れがちな感情と感動が湧き上がってくる作品だと思います。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 必要分量であると納得, 2007/7/22
By pp-tang (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 関ヶ原〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
関ヶ原の戦い(下巻の後半)そのものの記述以上に、そこに至るまでの過程の記述こそが魅力と感じました。秀吉死後の各勢力の対立構図もわかりやすく記されているし、家康や三成を中心とした諸人物間のさまざまな政治的駆け引きの記述も詳細を極めており、また関ヶ原での戦いの前の各武将の思惑なども個別に丁寧に記してあります。また人物の性格付けも非常にきちっとしていて、読了後「関ヶ原関係諸氏」については大物についても小粒な人物についても脇役についても一通りのイメージができると思います。たとえば、「やれやれこの御仁は……」と内心三成に対して思いながらも、最後まで三成を立てて滅びた島左近。忠臣ぶりをみせつけた鳥居元忠。他武将のアイデアを借用しうまくやった山内一豊。家康未着にいらいらする猪突型猛者、福島正則。それをなだめようとする井伊直政や本多忠勝。日和見でおろおろする小早川秀秋。ほかにも、達観している藤原惺窩なんてキャラもいい味だしてます。また全編を通して、リーダーの器として三成には何が過剰であり何が欠けていたかという点に注意を払いつつ、時には冷たく突き放して(優しさの裏返しでもあるのでしょう)、筆を進めているようでした。家康の老獪ぶりに対し、最後までどうにもよきリーダーとなりきれなかった三成の哀れが際立ちます。計1500ページはいたずらに長いのではなく、必要分量であると納得させられるほど、充実した著作です。
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