出版社/著者からの内容紹介
著者の齋藤孝さんは、1960年生まれの明治大学助教授ですが、続編も刊行されて、ますます話題の
『声に出して読みたい日本語』(草思社)で、いま最も活躍されている方の一人です。
『三色ボールペンで読む日本語』(角川書店)、
『理想の国語教科書』(文藝春秋)なども大好評ですが、その齋藤さんが「自分が最も語りたかったこと」を、新書で書き下ろしてくださいました。
これまでの著書で、新鮮な発見・大胆な方法を提示したものとすると、今度の新書は、「本を読むこと」の本質的な意味を根本から説こうというものです。
もちろん、堅苦しいものではありません。「読書力」という時代のキーワードになってほしい言葉を、様々な角度から意味づけます。これまで読んだ経験から「力」をはかるときの目安、学生・社会人を問わず、現代社会に必要な「要約力・コメント力」との関わり、などが、読みやすい文章で、また大きな活字で、一冊に入っています。「コミュニケーション力」の基礎として読書力をとらえたところは、読み応え充分です。
読書は「好きかどうか」で「力」なんて、とおっしゃる向きもあるかもしれませんが、「一人になる時間の大切さを知る」という一節を読んでいただくと、読書の素晴らしさを、さらに深く理解していただけるのではないかと思います。
本書は4部構成に、付録がつきます
序 読書力とは何か
著者がなぜこうした提唱をするのか、思いのたけが述べられます
I 自分をつくる――自己形成としての読書
II 自分を鍛える――読書はスポーツだ
III 自分を広げる――読書はコミュニケーション力の基礎だ
この三つの章では、一節ずつ読みきれるようなスタイルで、それぞれのテーマに即したメリハリのある文章が続きます。
文庫百選 「読書力」おすすめブックリスト
「まずは気楽に本に慣れてみる」にはじまって「こんな私でも泣けました」まで、14のグループに分けた、文庫100タイトルが巻末についています。
名著案内だけではなく、個性的な本との出会いもできるものです。
内容(「BOOK」データベースより)
本を読むことの意味は何?案外答えにくい問いに、「読書によって…の力がつく」という形で考え、コミュニケーションの力、人間を理解する力との関わりを示します。自分をつくり、鍛え、広げることが、読書とどう結びついているかを述べて、あらためて読書の本質を見つめます。心に残るフレーズ、工夫の手がかりも満載です。