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北斗の人 (角川文庫) (文庫)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

北斗七星に誓った剣の道。北辰一刀流開祖、千葉周作の生涯を描く。

夜空に輝く北斗七星に自らの運命を託して剣を志し、刻苦精進、ついに北辰一刀流を開いた幕末の剣客千葉周作の青年期を描いて爽やかな感動を呼ぶ佳篇。大きな活字で読みやすい新装版。

奥州の馬医者の次男に生まれた周作は、千葉家の守り神である北斗七星「天下の剣壇の総帥にならん」と誓いを立てた。剣客にふさわしからぬ含羞と繊細さをもった少年は、中西派一刀流の竹刀剣術を学ぶため江戸に出た。しかし、晦渋な秘儀に堕した兵法に反逆し、独自の剣の道を究めるべく、廻国修行に旅立つ。 おのれの理想と剣技だけを頼りに北辰一刀流を開いた千葉周作。剣豪の青年期を爽やかに描いた不朽の名作が大きな活字の新装版で再登場! 解説・尾崎秀樹




内容(「BOOK」データベースより)

奥州の馬医者の次男に生まれた周作は、千葉家の守り神である北斗七星に「天下の剣壇の総帥にならん」と誓いを立てた。剣客にふさわしからぬ含羞と繊細さをもった少年は、中西派一刀流の竹刀剣術を学ぶため江戸に出た。しかし、晦渋な秘儀に堕した兵法に反逆し、独自の剣の道を究めるべく、廻国修行に旅立つ。おのれの理想と剣技だけを頼りに北辰一刀流を開いた千葉周作。剣豪の青年期を爽やかに描いた不朽の名作が大きな活字の新装版で再登場。

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5つ星のうち 5.0 太平の世に生きる若者の葛藤, 2005/4/18
司馬作品では珍しい、徳川太平の時代を描いた作品。

江戸後期。身分と階級でがんじがらめにされた封建主義が完全に定着したこの時代において、志を成し遂げようとする周作の青春期の内面的な心情が鮮やかに描かれています。
今自分たちが生きているこの時代も間違いなく治世であり、そのため同じような境遇に生まれた周作の思考や行動は共感できるところが多いです。
さらに周作は宮本武蔵のような生まれついての天才ではなく、あくまでも秀才として描かれています。そんな彼が泰平の世においてたゆまない努力と思考により北辰一刀流を確立させていく姿は非常に参考になります。

司馬作品は乱世を題材にしたものが多い中、本作は異色と言え、それだけに周作の生き方は参考になります。
実は本作は読む前はそんなに期待していなかったのですが、いい意味で裏切られ、そして司馬遼太郎の懐の深さを改めて思い知ることになりました。
本作は、特に世の中や人生に対する葛藤に苦しむ人に対しておすすめです。読めば活路を開くきっかけになるような気がします。こんなにおもしろく、参考になる本はなかなかないと思います。

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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 千葉周作の前半生, 2005/2/6
By 鈴木純一 (マサチューセッツ州ボストン) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
北辰一刀流の開祖,千葉周作の生い立ちから流派を立ち上げて成功するまでの前半生を描いた小説.馬の医者をする父親と江戸に出てきてからどうやって立身したかがスピーディに書かれている.他の司馬作品にあるような,著者の歴史分析や著者自身の思考過程が非常に少ないのが特徴.このあたりは読者によっては好みが分かれるかもしれない.最も興味をそそられたのは,千葉周作がいかに合理的に剣術を分解して分かりやすく教えることに力を注いだかという点.奥義だの秘伝だのややこしいことを言わず,無駄に難解な名前を型につけることを排除し,万人が剣術を習えるようにしたのが,ただ単純に剣が強かった剣豪と違う点では.
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 後世の千葉道場を思いながら、周作の半生を描いた作品。, 2005/3/11
By とし坊 (福岡県大野城市) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 北辰一刀流開祖、千葉周作の生涯を描く作品。1960年から執筆されていますが、「竜馬がゆく」を執筆されていた期間と重なっていますから、その取材から筆をおこされたのかもしれません。
 「一人の才能が土を割って芽を出し、世に出てゆくには、多数の蔭の後援者が要るものなのだ」と語っておられます。千葉周作を書きながらも、一方では後世、千葉道場に立ち寄った坂本竜馬を意識しながら書かれたのかもしれませんね。
 
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