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デカルトの密室 (新潮文庫)
 
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デカルトの密室 (新潮文庫) (文庫)

瀬名 秀明 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ヒト型ロボットが実用化された社会。ロボット学者の祐輔と進化心理学者の玲奈は、ロボットのケンイチと共に暮らしている。三人が出席した人工知能のコンテストで起こった事件から、悪夢のようなできごとは始まった。連続する殺人と、その背後に見え隠れする怜悧な意思が、三人を異世界へ引き寄せる―。人間と機械の境界は何か、機械は心を持つのか。未来へ問いかける科学ミステリ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

瀬名 秀明
1968(昭和43)年、静岡県生れ。東北大学大学院薬学研究科修了。薬学博士。在学中の’95(平成7)年、『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家としてデビューする。’98年、『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞を受賞。2006年1月より東北大学・機械系特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 3.0 頭から湯気が(死語), 2008/10/3
By いぬ (神奈川県) - レビューをすべて見る
ほんとうに出そうになりました。
実際、途中までは読んでいくことがかなり苦痛でした。
しかしなんとか話についていき、だんだん著者の主題が明確に理解できるようになってくると、ラストは結構、感動を覚えました。
この小説のジャンルはSFです。
しかしテーマは<自意識>です。
簡単に言うと、哲学者の<デカルト>がとなえた「我思う、故に我あり」という<自意識>に関する哲学命題が、<ネットワーク>と<ロボット>という科学の進歩によって、どう変化するのか? というお話しです。

私はこの小説は、「エヴァンゲリオン」、「攻殻機動隊」という日本が世界に誇る二大アニメに対してのアンチテーゼではないかとにらんでいます。「鉄腕アトム」の逆襲と言ってもいいかも知れません。
どういうことかというと、作者のメッセージをめちゃくちゃ私的に要約すると、
「インターネットやゲームばっかりしてちゃだめだよ。一番大切なのは、人間の愛なんだ!」
となるからです。

星が三つの理由は、著者があまりにもいろんなこと(哲学、科学、ミステリー、小説的なしかけ、パズル的な要素、物語の逆転、などなど)を詰めこみすぎで、ついてくのがほんとうに大変だったからです。
(特に視点の分裂効果を演出するために、小説構成が非常にトリッキーなのはいくらなんでもやり過ぎだと思う)。
しかしもしかするとそれは私が一般人だからで、哲学、ネットーワークなどにある程度精通したかたにとっては、大傑作なのかもしれません。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 理解しやすくする工夫が足りない, 2009/4/5
極めて難解な小説であるが私なりに解釈すると
意識あるいは自我が密室すなわち精神から出て行くとはどういうことか?
というテーマなのだろう,と思う.
「思う」というのは残念ながら十分理解できたという実感がないからだ.

とはいえ哲学的なテーマに対して作者らしくよく調べてあるし
IT的あるいはおとぎ話的な回答が用意されていて
なかなかの意欲作ではある.

しかしながら,そのテーマは読者にはなかなか伝わらないのではないか?
内容の難しさもさることながら
不要と思えるような引用が多いし
一人称がころころ変わって誰の視点なのかわかりにくい.

たとえば,ロボットの一人称では
コンピュータプログラムを擬人化したら
こんな風にものを見えてこんな風に表現するだろう,というような
思考実験的な仕掛けがあったら
この小説はぐっと魅力的になったのではないか.
そのような小説として楽しませる工夫が足りないと感じた.
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2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 広げた風呂敷は畳め。, 2009/8/24
「デカルトの密室」という古くて新しいテーマを取上げたので期待は大だったし、瀬名氏の文章の上手さに最初はひきつけられた。
が、いかんせんあんなオチや理屈では風呂敷を畳んでいないではないか。
壁に投げつけようと思ったが、売りに出すため自粛した。
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