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スローモーション (ピュアフル文庫)
 
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スローモーション (ピュアフル文庫) (文庫)

佐藤 多佳子 (著), ゴトウ ヒロシ (イラスト)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

柿本千佐、女子高の1年生。22歳のニイちゃんは元不良で無職、父さんは小学校教師でクソ真面目人間、母さんはお見合いでバツイチ堅物男と結婚した専業主婦。父さんはあたしに、修道女みたいなタイプを望んでいる。最近、いつも動作がスローな同級生・及川周子が気になってしかたがない。
『しゃべれどもしゃべれども』などで話題の著者による、ちょっと痛くて切ない少女たちの物語。


内容(「BOOK」データベースより)

柿本千佐、女子高の1年生。22歳のニイちゃんは元不良で無職、父さんは小学校教師でクソ真面目人間、母さんはお見合いでバツイチ堅物男と結婚した専業主婦。父さんはあたしに、修道女みたいなタイプを望んでいる。最近、いつも動作がスローな同級生・及川周子が気になってしかたがない―。『しゃべれどもしゃべれども』などで話題の著者による、ちょっと痛くて切ない少女たちの物語。

登録情報

  • 文庫: 178ページ
  • 出版社: ジャイブ (2006/6/1)
  • ISBN-10: 4861763029
  • ISBN-13: 978-4861763021
  • 発売日: 2006/6/1
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 208,080位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 3.0 生きにくい時期の物語, 2007/3/27
By シロフォン - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
動作がスローで高校で浮いている及川周子。彼女と「元ワルのライダー」である兄との関わりに巻き込まれていく主人公・千佐。

千佐は観察者だ。クラスメイトを観察し、少し複雑な家庭を観察し、折り合いをつけるべくコントロールして生きている。そんな自分をハンパ者と呼ぶ。泳いでいる時だけ、「身体をゼロにする。頭をパーにすることができる」。「毒素が抜ける」のだそうだ。

周子は違う。あくまでスローなペースを貫く。千佐は周子に関わるうち、彼女のスローな動作にはある理由があることを知らされる。まるで鈍感な変わり者のようでいて、透明な繊細さと激しさを隠しもっていた周子。彼女を知るにつれ、千佐は戸惑う。ただの鈍い女の子だったらいいのにと思う・・・

この物語は、他人の内面に踏み込む違和、表面的でない人間関係を結ぶ怖さといった、思春期に多くの人が経験するテーマを含んでいると思う。やがて周子は転校し、千佐の前から消える。けれど確実に千佐の心の中にいる。兄と周子の短いつきあい、周囲への抵抗、そのみじめにもがく姿を「綺麗な絵」として思い出す。二度と会えないかもしれないけれど、確かな痕跡を残す人。誰にでもそういう人が一人はいるのかも知れない。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 15歳の女の子の揺れる気持ち, 2006/6/27
By 竹の梯子 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
4年前にバイクで交通事故を起こし人が変わってしまった腹違いの兄。小学校教師の父、義母としての接し方に悩む母。そして「私」。ヒロインは兄に対していろんな感情を持っている。言葉では言い表せないこともたくさん。クラスにひとりの変わった女の子がいた。誰とも口をきかないで、いつもひとりでいる。そしてなぜか動作がスローモーションのようにゆっくりしている。彼女の父親に関するある噂が教室内でささやかれていた。ヒロインはまさか彼女に話し掛けるなんて思ってもいなかったのに・・・。兄と彼女という点が線として交わるあたりから、物語が動き始める。それほどドラマチックな展開があるわけではなく、淡々と日々が綴られていく中にそれなりの余韻が含まれている。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 良品。, 2006/10/24
やっぱり女子高生の口語調文体は好きになれない。が、むかついても読んでいるうちに忘れてしまうのがよい作品。主人公は「机を並べて弁当を食べる〈一般人〉」を嫌い、ヤバくワルぶるっているグループにいる。だけどちゃんと部活もしている。ヤバがられるのは〈特別〉でもなんでもなくて〈ハンパ〉なだけというのも自覚している。そのへんの「ズレ」に折り合いがつかずに揺れている。そこに及川という存在が立ちはだかる。彼女はスローモーションで動くし、しゃべる。からかわれたり変な噂立てられたり、ひとりぼっち。でもゆっくりと動く、言い返さない。たぶん、主人公はそうした態度に「ズレ」のなさ、あるいは「強さ」を感じたのではないだろうか。ところが、及川は家の問題児「ニィちゃん」と付き合っていることが発覚。この二人の気になる存在を通して主人公の青春が揺れるさまが描かれている。寂しいようでいて、きもち、力強い。
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ハンサムな22歳の異母兄、一平は女たらしでだらしなく生活力も無い。主人公は15歳の女高生で、兄さんには色んな感情を抱く。主人公の同級生に動作もしゃべりもトロイ女... 続きを読む
投稿日: 2006/7/3 投稿者: 光が丘

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